あなたって、スゴイ!
はじめまして、いちけん Ph.D. 🎓です。
75歳にして、note に初挑戦しました。
書きたいと思っていることは、
ズバリ! 「あなたが抱えている悩みや不安に対する処方箋」です。
「前向きに生きていくためのヒント」がたくさん盛り込まれています。
あなたが持っている「スゴイ力」を理解し、鍛えることで、さまざまな悩みや不安を解消できたり、うまくつきあっていけたりできるようになれるのです。
これまでとは違った風景と出会えることを確信しています。
悩み多き、われわれの人生
生きていると、本当にいろんなことで悩んでしまいます。
悩みの大半は、やはり対人関係ですよね。
でも、その背景には、自分自身についての悩みが存在するとも言われています。円滑な人間関係は、そうした自分に関わる悩みが軽減もしくは解消されてはじめて確かなものになるように思われます。
あなたは、どのような悩みや不安を抱えていますか?
「自分には、力がない」
「嫌になったり、嘆いたりすることばかり」
「孤独で寂しい」
「勉強しても、成績が上がらない」
「人前でうまく話せない」
「仕事のコツがつかめない」
「いまの仕事が私に合っているのか、わからない」
能力、性格、学業、スキル、仕事、将来など、悩みのタネは尽きません。
実は、わたし自身も悩んだことばかりなのです。
悩み苦しんだとき心底、欲しかったのは、どうすればよいのか、いかに向き合えばよいのかについてのアドバイス・ヒント、それに悩みや不安を聞いてくれる人でした。
それらの悩みや不安に対する自分なりの対処法を見出すことができてからは、それなりに楽しい日々を送れております。
ここで、わたしの経験を少しお話しさせてください。
教員生活42年の間、多くの学生たちと接することができました。
彼らの大半はまじめで、明るく、やさしい心の持ち主。「へぇー」と驚かされる趣味や特技を有した人もまれではありませんでした。楽しい思い出もいっぱいです。
と同時に、学生たちが多くの悩みや不安を抱えていたこともまた事実。能力、学び、部活、アルバイト、就活、将来など、非常に多岐にわたっています。
「自信がない」
「どのように学んでいけばよいのか、わからない」
「話すのが苦手」
「感想文やレポートがうまく書けない」
「部の運営で四苦八苦している」
「自己PRの材料が見つからない」
「将来、社会人としてやっていけるのかどうか、不安だ」
例示したのは、だれもが経験する、ごく普通の悩み・不安かもしれません。でも、当事者にとっては、やはり深刻なものに違いありません。
いつしか、どのようにすれば、そうした学生たちの悩み・不安が軽くなるのか、どうすれば、彼らが前向きにやっていけるのかについて考え、アドバイスすることが、わたしの大きな関心事・課題になっていったのです。
毎年、学生たちにアンケートをとり、意見や感想を分析して、彼らにいろいろなアドバイスを行いました。
多くの本を読みました。
出版した『あなたが歴史と出会うとき』(名古屋大学出版会)の中でも、悩みや不安を解消する方法について言及しました。
しかし、そうした課題をまとまった形で、しかもわかりやすいスタイルで提示するという試みは、まだ果たせていませんでした。
退職し、やっと自由な時間を得ました。2024年、長年の課題に取り組むためにたどり着いたのが、noteという絶好のプラットフォームでした。
どのように対処していけばよいのか?
悩んだとき、最も有効な方法は、その悩みを誰かに打ち明けたり、聞いてもらったりすることと言われています。
確かに効果があります。
ほかの人に共感してもらったり、受け止められたりすることは、悩んでいる人の負担を軽減してくれるからです。話すことで、自分の思いを整理することができるからでもあります。
でも、それだけで、悩みや不安が心底、解消するのでしょうか?
解決する場合もあるとは思います。
が、根本的なところで納得がいかない限りは、たとえ一時的にラクになったとしても、また同じことで悩んでしまったり、心の中でくすぶったりしてしまうことが多いのではないでしょうか。
わたし自身は、「急がば回れ」ということわざが示すように、悩みや不安と真正面から向き合うには、それらの原因にまでさかのぼって考えてみることが大切ではないかと考えています。
悩みや不安の背景には、「自分自身の能力に対する低い評価」「自信のなさ」「学びや仕事に向き合うときの自分なりの考え方が定まっていないこと」などが横たわっています。
だからこそ、抜本的かつ持続的に悩みや不安に対処するための手法として、① 各人が持っている能力観というものをこれまでとは異なった視点で見直してみること、
② 低くみなされがちな自分の能力を正しく評価すること、
③ 自分自身に自信を持てるような考え方を導入すること、
が重要だと考えるようになったのです。
出発点となるのは、「あなたには、豊かな能力がある」「人は皆、同じ能力をもって生まれている」という厳粛な事実です。
能力とはなんだと思われますか?
能力が高い人とは、「学校の成績の良い人」「勉強がよくできる人」「偏差値が高い人」というように、学力と同じレベルで考えている人がいるかもしれません。
学力も能力の一部ではありますが、イコールではありません。
学力のように、生まれてから得た「後天的なチカラ」のみを能力と考えると、大事なことが抜け落ちてしまいます。
あなたには、「先天的なチカラ」があるからです。それは、生まれる遥か以前から、長きにわたって少しずつ準備・拡充されてきたものなのです。
能力とは、後天的なチカラと先天的なチカラを合わせたもの、さらに言えば、「人が生きていくために必要なチカラ」あるいは「生きていくチカラ」と考えるべきなのです。
あなたって、とてもスゴイ存在なのだ!
人間は皆、等しい能力を持って生まれてきたということは、天才と呼ばれる人もごく普通の人も、出発点は同じだということを意味しています。
人間のひとりひとりには、生まれるはるか前から、進化と歴史の中で創られ、蓄積されてきた「過去の遺産」が詰まっています!
「生きていくチカラ」のひとつひとつができあがるまでには、気が遠くなるほど長い歳月が経過しています。
そして、そうした「生きていくチカラ」を演出しているのが「遺伝子・脳・身体」。いずれも、実に巨大な都市にも匹敵する壮大で、精巧につくられたシステムを持っているのです。
そんなシステムを使っているのが、あなたなのです。
それだけでも、スゴイことなのではないでしょうか。
では、そのスゴさを確認するため、三つほど、具体例をあげてみましょう。
「あなたが生まれた確率は、宝くじに100万回連続して当たったのと同じ」…。
あなたがこの世に生を受けたこと自体が、奇跡的なことなのです。
「あなたの遺伝子の年齢は、35億歳」…。
あなたの命(いのち)も、すべての生命体によって延々と続けられてきた地球的規模での生命活動の一環として組み込まれているのです。
「あなたの脳には、2000万冊の本の情報量が入っている」…。
あなたの持っている無限の可能性がシンボリックに示されているのではないでしょうか。
「いちけんnote」のコンテンツ
「いちけんnote」には、「さまざまな悩みや不安を感じたときに、参考にしてほしい記事」が収録されています。
最も大きな特色は、三つのステップから構成されていることです。
ファーストステップは、あなたが持っているさまざまなチカラのひとつひとつがどのようにしてつくられたのか、つまり「あなたの豊かな能力」の源泉を知ることです。「へぇー、そうだったのか編」です。
ここでいう「あなた」とは、生まれてからのあなただけではありません。むしろ生まれる前、あなたの「祖先」がたどってきた長いプロセスと、そのなかでつくられた能力のスゴさが明らかにされていきます。
あなた自身に関わる悩みの根源の理解にもつながりますので、それに立ち向うためのパワーと考え方が身につくはずです。
セカンドステップは、すでに潜在的に持っている「基本的なチカラ」を「生きていく力」に鍛えあげていくための方法を知ること。いわば「人はこんなに大きく変わるんだ編」です。
潜在的に持っているチカラを理解するだけでは不十分ですので、それらを社会の中で生きていくために応用していくことが必要になるからです。
実際に大学生たちが試みた能力グレードアップのリアルな試みが詳しく紹介されています。
多くの人の悩みのもとになっている、学びや仕事に関する悩みの一端は、そこで示されるグレードアップの手法を試したり、応用したりすることで、かなりの程度解消されていくはずです。
サードステップは、「前向きに生きる」ための道筋を自分でデザインすること。いわば「自己PRも将来の目標も見つけます編」です。
それぞれの人がやってきたことから出発して、自分の人生をデザインするときの考え方が明示されています。
ここでも、多くの学生たちの実例がベースになって、興味深い「生き方のデザイン」が具体的に紹介されていきます。
三つのステップで成り立っている「こんなとき、ちょっと読んでみて」note。
それは、悩みや不安とうまくつきあい、心が軽くなるための「旅」であり、あなたが自分自身を知ることになる「知的な旅」でもあります。
「世界で最も美しい物語」を知る冒険になるかもしれませんね。
学生たちのリアルな悩みや試みを引き合いに出したことからおわかりいただけますように、検討の素材は主に大学生でした。
しかし、指摘されていることは、大学生のみならず、高校生や専門学校生、さらにはこれから社会に出ていかれる方々や、すでに働いている若い世代の皆さんにも共有されるコンテンツになっています。
そして、多くの方々の勉強・面接・就活・仕事などに間違いなく役立つのではないでしょうか!
最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。