「信用」と「信頼」は違うからね。②
こんにちは、未来ストーリー作家の蒼樹唯恭です。
前回、「信用」と「信頼」について考えたことをnoteに書きました(タイトルはヒロコ・グレースさんの言葉をお借りしました)。
上記のnoteの要点をまとめると、このようになります。
「信用」も「信頼」も相手を信じる(あるいは相手から信じられる)点では同じです。しかし、「信用」が仕事の成果や経験など過去をもとに信じるのに対し、「信頼」は相手への好意をもとに「きっと~」と対象の未来を信じます。
「信用」と「信頼」は信じる方法が違った、というのが前回まの内容でした。
今回は、人間関係における「信用」と「信頼」の付き合い方について考えてみたいと思います。人間関係と言っても広すぎるのと、noteを読む方は働かれている方が多い印象なので、今回は特に仕事の人間関係にしぼっています。
1:「信用って、めちゃめちゃ大事だな」
私は会社員を約4年経験して、フリーランスになりました。会社員時代・フリーランスの現在どちらでも感じるのが、「信用って、めちゃめちゃ大事だな」ということです。
会社員時代は販売員をしていたので、お客様からたまに「あなたの会社の商品は、こういうところが良い。だからずっと買っている」と言ってもらえたり、言葉にはされずともシーズン毎に商品を購入してくれる方が沢山いらっしゃいました。
商品を購入する→「良かった!」という最初の実績が、「次もまた買おう」という次の行動を促す。また「良かった!」と思ってもらえれば、次もまた購入してもらえる。そんなサイクルが繰り返されていたな、と思います。
フリーランスになってからは、そのサイクルを強く感じるようになりました。「仕事の報酬は仕事」という言葉が表しているように、今までの仕事の成果(どんな仕事をしてきたか)が、よりダイレクトに次の仕事に繋がっていくからです。
フリーランスは会社員と違って(そうではない会社員の方がいたら、ごめんなさい)、自分で仕事を取りに行く・作りに行かなければいけないので、「今の仕事が終わったら、次もお願いします」とクライアント様から言われるのはとても有難いと感じます。
2:「信頼って、潤滑油だな」
今回のnoteの最初にもまとめましたが、「信頼」は相手から自分への(あるいは自分から相手への)好意がもとにあります。
「信頼されているな」と感じるクライアント様とのやり取りは、温かく、気持ちが良く、スムーズです。こちらも信頼に答えて良い仕事をしたい、と自然に思わされます。気が付くと、私もクライアント様を信頼しています。
正直に書くと、どんなクライアント様とも信頼関係を結べるわけではありません。私もクライアント様も人間なので、好き嫌い・合う合わないがあります。それは仕方がないことで、どんな人とも信頼関係を結ぶ必要は、私はないと思います。
仕事において、「信用」はとても大事です。「信用」がなければ、仕事を続けていくのは難しい、とつくづく思います。
でも、「信頼」はあってもなくても、どちらでも良いものです。ただ、合った方が仕事はスムーズに運びます。言葉は適切ではないかもしれませんが、あると便利です(機械などを動かしやすくする潤滑油みたいなもの)。
仕事では相手に信じてもらえるのなら(自分が信じる場合も)、「信用」でも「信頼」でも嬉しいです。でも、「信頼」があると仕事がしやすいと感じます。
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