半透明の繭
孤独を感じるとき
疎外感を感じるとき
私は半透明の繭に包まれている
その繭の中で
私は一人だという幻想に浸っている
繭から見える景色はきらめいている
同じように
私自身もきらめいている
きらめきは自分一人じゃわからない
だから
繭から足を出して歩いていく
「私って何?」
そんな事を問い続けながら
歩いていく。
*
一人でも生きていけるように
自立して生きていくんだ
大人になるんだ、
そんな風に思っていた20代。
一人というのは私にとって
確固としていて
他から孤立している
というような意味合いでした。
でも最近は
一人の意味が変わりました。
目に見える形は一つでも、
本当はみんな一緒で
繋がっている。
それがストンと腑に落ちたから
一人が一人じゃなくなりました。
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