[猫を飼ってからの日々4]不動産屋さんに慰められる
猫飼育可能シェアハウス物件の不動産屋さんオーナーに連絡したところから始めます。
メールで連絡すると早々に返事が来て、まずはオンラインで話をすることになった。
対応してくれた人は感じの良い若い女性。
時はすでに3月上旬。4月1日までに引っ越してないといけず、時間がないので内見もできないと説明。
「なるほど。うちが今空いている猫🐈ちゃんと暮らしていただける物件は3件ありますが、お勤めはどちらになりますか?」
「まだわかりません…」
「え…?」
「えーと、実は国家公務員なんですけど、今関西にいて、異動先の内示があるのは2週間前で今はまだ東京、としか言われてないんです」
「…!!!なんというか…東京🗼だけですか!?そんな直前までわからないんですか…。大変ですね…。
わかりました!私もできる限りサポートさせていただきます!」
と力強く言ってもらえ、理不尽人事に同情までしてもらい、絶望の日々の中の救世主が現れた気持ちになった。
余談になるけれど、賃貸の家探しの中で、この「公務員」という仕事の信用度はめちゃくちゃ高く、今まで審査で落ちたことはないし、仲介業者の人もキャラの差はあるけれど、だいたい真剣に付き合ってくれることが多い。
今回も公務員パワーワードで信頼を得た可能性はあるけど、この境遇の理不尽さに素直に共感してくれたのはとっても救われた気持ちになった。
「ちなみに猫ちゃんはどんな子ですか?」
と人間の面接が終わったら今度はニャンコ面接。
「保護猫、9歳。今んところ健康優良児です!」
とここは自信を持って答える。
「ワクチンを打っていて、ネコエイズを持っていなければオッケーです」
「もちろんワクチンうってます!エイズもマイナスです!この子です!」
と画面上に持ち上げて見せてみる。
「まぁーキレイな猫ちゃん💖」
と言ってもらえて、お愛想でもとても嬉しくなる。猫の方は一発オッケー。さすが我が猫だ。
そして色々と話した上で不動産屋さんにオンライン内見をさせてもらい、家具付き、6畳の個室のあるシェアハウスに決めた。
どこの省庁なのか、出先機関なのかわからない中家をきめるって本当にストレス。
色々仮定して、googleMAP検索して、
よし、ここでも何とか通勤できるだろう、と不安で色々検索する日々。
ようやく、引越し先であるシェアハウスを決めたのは3月中旬。
その間に今の家の賃貸契約解除、引っ越し屋さん探し、引越しの荷造り開始、諸々手続き。
仕事は引継ぎまとめ、後任が来ないから非常勤リクルート活動。
そして行っていた芸大の卒展準備、そしてありがたいことに色んな人から送別の飲み会のお誘い。
目まぐるしく過ぎていく3月上旬でした。
続く