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毎年恒例、芸大卒展からインスピレーションをもらう

毎年この時期、芸大の卒展巡りが冬の楽しみです。残念ながら今年は、東京藝大卒展には遠征に行けず無念でしたが、京都市立芸大と京都芸術大学に弾丸で行ってきました。大量の作品が展示されているので、到底半日では見切れません。この2つの大学の卒展は3年目位だけど、全然趣向が違うのも興味深いです。京都市立芸大は卒業生だけ展示するのではなく、1年生から全員展示しているということでも違いが出ている気がします。
完全な私見ですが、京都市立芸大は「基礎に忠実。真面目。抽象的で典型的なアートって感じ」、京都芸大は「観客を意識している。面白がらせようというサービス精神がある。商業化を目指している作品が多い。エンタメ感がある」です。作品を販売しているのも商業を意識しているのが出ている気がします。結局どちらも面白かった。

作品を見ながらいつもやるのは、作品から感じたことや作品から思いついたこと、やってみたいな、と思ったことをメモすること。

ちゃんと整理しないと忘れてしまうので、ここで簡単にまとめたいと思います。(去年も一昨年もできなかったから忘れてしまった…)

何の作品を見てインスパイアされたかももうわからないものもあるけど…

・アイデアが面白かった作品

動物に役立つ道具。ワニのマスクや麒麟のマフラーなどイラストも可愛くて夢中になる。


名言のお薬
SNSの会話を刺繍する
隙間を編み物で埋める


日常品をもようにデザインするのかわいい


・たくさん並べると面白い

いろんな用途のお箸
アイデアが秀悦。色んな動物・微生物の排泄物が何に活かされるか


様々な金魚


花から出る色素



・詩や小説の一節を形にする

陶芸を絵画のように


陶器とガラス


・空間を活かすデザイン

・空間に沿うようなデザイン。場を活かす

日常を美しく切り取る
空の色を風呂敷に。空には色んな名前がある



違うものを違う素材で


石鹸を木で表す
卵の黄身がガラスになったよう
心臓の陶器


花粉


紙袋の陶芸
切り株の器


・家系の根っこにある社会課題を炙り出す

・コンクリの壁に絵を貼っていく

描いた絵を雑に壁に貼っていく。これやってみたい

・小ネタを本物のように大袈裟に見せる
→国会答弁を要約した解説字幕

爆笑小ネタ集のようだった

・個人的なものより抽象化した方が面白い

・影に光を当てると本物が映される

・ズボンのパッチワークしたい

破れたものを繕う


・お墓をテーマにする

新しい自分なりのお墓があっていいじゃないか

・社会課題の提言

医療過疎地域のコンビニを診療所にするアイデア
性教育
無意識のコンプライアンス抵触する漢字
目が見えない人のための。京都市立芸術大学の作品は障害者へのアクセスを意識した作品が多い気がする


抜毛のログを取理、仲間と共有できる。行動療法だな
美しい光と影。誰かに見られている気がするので丁寧に動くらしい。テーマはやや精神病圏な気がするけど、作品はそれを感じさせない美しさ


・調査を新しい表現で表す。リサーチの表現方法が面白い

文字を顔で表すリサーチ




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霞いちか@霞が関の国家公務員
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