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【取材メモ】性教育は下ネタではなく、生きていくうえで必要なことを学ぶ時間なのだ。

我が家は娘を育てていることもあって、最近すごく考える。
どうしたら、娘が「性」に関して、怖い思いや不快な体験をすることなく大人になれるのだろう、と。

こんな本も読んだし、

娘にも少しずつ、いろんなことを教えていこうと、こんな絵本も読み聞かせた。


そんな中、昨年からライティング講座を受講して、今では一人のライターとして記事を書かせていただいている『みらいチャンネル』で性教育絵本の作者・大石真那さんに取材をさせていただけることになった。

1人の娘の親として、気になることだらけだった私は、日頃から気になっていたことをたくさん質問させていただいた。

大石さんは一つ一つの質問に丁寧に答えてくださって、「なぜ性教育が必要なのか」「性教育とエロ、下ネタは全然別物であること」「相手も自分も一人の人間として尊重する。性教育は、そういう態度を学ぶ教育でもあること」など、取材の時間はインタビュアーという役割を超えて、1人の大人として本当にいろいろなことを学ばせていただいた時間だった。

どうして日本では、男女の体の仕組みを教えるとき、男女が別教室に分かれて授業を受けなければいけないのだろう。避妊の話だって、私は当時刊行されていた『小学5年生』『小学6年生』を読んで知っていたから良かったけれど(今思うとあの雑誌はとても良い企画が沢山あった)、そういう話に触れてこなかった人は実際に彼氏彼女ができたとき、結婚したときにとても困るのではないか。

相手を尊重し、自分も尊重されるべき人間であるということを理解しているかどうか。例えば私の旦那がじわじわと私を痛めつけるタイプの人間だったとしたら、私はその状況から「逃げる」という選択を適切にできただろうかと想像すると、すごく不安になる。

娘には、自分がちゃんと尊重されるべき一人の人間だと知っていてほしいし、自分の体も誰かの体も大切にできる人であってほしい。そして、「性」に関して怖い思いをすることなく、いつか生命の循環の尊さとすばらしさに気がついてくれたら。

そんなことを考えた、大石真那さんへのインタビューのお仕事なのでした。


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市岡光子|物語を紡ぐストーリーテラー ✍ ライター・編集
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