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自分のトリセツを作ってみたら、ぼっちすぎることが判明した(なんとか生きてる)

かれこれ30年以上生きてきたけれど、最近になってようやく自分のことをちょっとだけ上手く扱えるようになってきた気がする。

でも、まだ日々なんとなく感じている生きづらさは消えなくて、それはたぶん、私があんまり自己開示をしないのと、第一印象と本来の自分とのギャップが大きすぎるせいだと思う。

先日、作家でライターのいしかわゆきさんが、自分のトリセツをnoteに書いているのを読んだ。

なるほど、こういう質問に自分の答えをぶつけてみることで、自分のことを少し掘り下げて理解できるし、noteに書くことで自己開示できるんだなあと思ったので、私もやってみたいと思います。

もともとは元陸上競技選手の爲末大さんが提唱されていたものだそうです。

というわけで、兎にも角にもやってみます。

<<市岡光子の取り扱い説明書>>

「強み」

①息を吸うように「つい」やってしまうことは何か

書くこと。仕事で書いているのはもちろん、息抜きに二次創作するくらいには書いている。これは昔からで、気づけば何かしら書いていました。

あと、メモ。頭の中で覚えていることが苦手、自分の中に常にキープして引き出すことが苦手なので、ノートや手帳に気が付いたこと、思いついたことを必ずメモしています。


②かけた労力に対して「意外に」他者から感謝されることは何か

タスクがたまっていることが嫌なので、お店の予約とかを速攻でやってしまうこと。調べものスキル。


③自己評価と他者評価で一番ずれているものは何か

昔っからメガネっ子で黒髪でまあまあ清楚な洋服を着させられていたからか、真面目で長女キャラでシゴデキ人間だと思われることがほとんどなんだけど、全然そんなことない。

方向音痴ゆえに道をよく間違えて到着時間ギリギリになったりとか、やりたいことを優先してしまって仕事の締め切りをちょっとすぎてしまったりとか、物を片付けられなかったりとか、物をよく失くしたり、忘れ物やタスクやり忘れ、詰めが甘いこともしょっちゅうです。

日頃よく使うものほど、よく忘れるし、どっかいく。たぶん我が家には妖怪ペン隠しとか、妖怪靴下隠しがいるんだと思う。だから、ペンとかは多めにストックして、各所に置いて困らないようにしている&靴下も同じデザインのものをいくつか買って組み合わせ困らないようにしているという。

義理の実家も含めて真面目で頭のいい人だと思われているが、まあたしかに勉強できたことは否定しないけれど(おい)、全然適当でできないことも多い人間です。第一印象が良いがゆえに、その後人を幻滅させてしまうことのほうが多いかもしれない。めちゃくちゃ損してるなあ……


④どうしても克服できない弱点は何か

何かしら忘れ物をすること。物をなくすこと。自分でも知らないうちに変なところにおいて、そのままわからなくなってしまうこと。バリトンボイス。咀嚼音。アップライトピアノの響き。家が壊れるんじゃないかという謎の恐怖症。つぶつぶしたもの。タナトフォビア。

苦手なものの羅列になってしまった……。結構多いんです、苦手なもの。

「集団」

①大きな空間でどの位置に座りたがるか

自分で参加を決めた勉強会なら基本的に前列。飲み会やパーティーなら基本的に壁のそば。


②心地よい会食の人数は何人か

そもそも会食自体があんまり好きではないので、何人でも心地よいということはないかもしれない。


③楽しくなさそうにしている人が気になるか

若干気にするけど、自分も人見知りだしクソコミュ障だから話しかけない。


④誰かと話をしている時、後ろや横の話は聞こえているか

めちゃくちゃ聞こえる。気になってしまう。地獄耳なのかもしれない。だからガヤガヤしたところが苦手。しっかり話をしたいなら、静かな場所に行きたい。


⑤自分のボスの癖を三つ説明できるか

今はボスがいない状況なのであれだけど、前に勤め人していた頃は説明できた。


⑥カウンターに座るのと対面どちらが心地よいか

基本的に家族以外の人と一緒にいるとき、心地よさをあまり感じていないかもしれないとおもった。だからどちらでも構わない。夫や子どもとは対面でもカウンター席でも楽しい。


「コミュニケーション」

①自分の話の途中に割り込まれることは気になるか

あんまり自己開示しないタイプで聞き役にまわることがほとんど。ゆえに、こういうシチュエーションになることがない。


②何かに没頭している時に話しかけられるとどの程度嫌か

結構イヤ。集中が途切れると戻るのが時間かかる。


③権力が上の人間と、下の人間と話をしている時自分の態度はどの程度変わるか

あまり変わらない。上の人にも下の人にも、敬意を払って基本的に敬語。(敬意を払ってというか、使い分けるのが面倒なのと、自分がため口を使って偉そうにしているのがめちゃくちゃ違和感しかないので、大人になってから出会った人たちにはみんなたいてい敬語。12歳年上の友だちにも、2歳下の友だちにも基本敬語でたまにため口)


④子供と話すのは好きか

その日の疲れ具合による。疲れていたら、嫌になるし、元気だったら好き。娘の保育園の友だちからは結構好かれていると思う。


⑤相手に対し通じる単語に置き換えることは頻繁にやるか

家族に対しては結構やっている。娘はまだ世界を知っている最中なので、いろいろ娘の分かる語彙を使って説明してあげたい。文章を書く際も、読者に伝わるように書くことはめちゃくちゃ意識しているけれど、客観的に見てできているかはまた別の話……。

「欲」

①誰にも言えない欲しくてしょうがないものは何か

二次元の推しに会いに行ける、次元転移装置。現実逃避したい。

あとは時間。やりたいこと多すぎるし、やらなければならないこと多すぎる。休みたい。タイムマネジメント下手すぎて、今年からタイムコーディネート手帳を始めました。ちょっとだけ、現状を変えるきっかけをつかめた気がする。

あと、見た目からめちゃくちゃ真面目っ子に見られて損をするので、そろそろ髪を変な色に染めてみたい(でも美容師さんも私に冒険をさせてくれなくて困ってる。自分で染めるか)

②権力と影響力のどちらが欲しいか

影響力かなあ……権力を使うと、恨まれるじゃないですか。でも、影響力をもってしたら、人が自発的に動くわけで。そうすると、自然と世界をいい方向に変えられるよね、と思ったりする。


③羨ましいと思う相手が持っているものは何か

影響力。好きなことをやる時間。ポジティブなオーラ。人に好かれる雰囲気。


④欲しいと思った時素直に言えるかそれとも言えないかまたは言い換えるか

ものによる。本当に欲しいものは、恥ずかしくて言えないタイプ。でも最近、年齢を重ねてきて恥らうことが減ってきたのか、少しずつ言えるようになってきてはいる気がする。


⑤何かをあげてお礼を言われなかった時どの程度いらいらするか

イライラはしないけれど、「あ、そういう人なんだ」と思って、そのあとのお付き合いからフェードアウトします。

なんだろう、自分のことを対等に見てくれていないってことな気がするので、そうすると、その後のお付き合いも結構しんどいと思う。仕事でも似たような場面ってわりとある気がしていて、もしも自分が何かをしたとき、発言したときに対等なコミュニケーションではないなと感じたら、頼まれたお仕事だけちゃんとやって、そのあとは静かに消えているパターンが多いかもしれません。

「テリトリー」

①自分のものが勝手に使われた時に気になるかならないか

めちゃくちゃ気になる。たぶんキレる。でもあんまり人の多いところに行かないので、実際のところどうなるか自分でも分からない(ぼっち)


②浮気されたとき、恋人と浮気相手のどちらにより怒りを覚えるか

恋人。なんで私と付き合ったんだろうって思う。浮気をするなら私に一生バレないようにやるか(無理だと思うけど)、他の女に気が移ったのならそっちに行ってほしい。私を解放して。


③たまにちゃんと生活できているか心配をする相手は何人ぐらいいるか

友だちがいなすぎて、生活の心配をする相手がいない……二次元になら一人いる。


④家に友人を招いたとき、友人が勝手に別の友人を連れてくることは許容できるかできないか

まず友だちがいないので、「家に友人を招く」というイベント自体が発生しない。が、あえて回答すると許容できない。無理。知らない人苦手。

トリセツを書いてみて。

いやちょっと待って、書いていてなんだか寂しくなってきたな?

人と関わるのが下手すぎるし、友だちがいなすぎる。

前に私の星?を見てもらったことがあるんだけど、今世の私のテーマは「人間関係」だそうで、まさにその通りなトリセツになっている気がします。

人に本心を明かすこと、誰かの近くで安心することが苦手な一方で、人に対する興味はめちゃくちゃあるという矛盾を抱えているんだなと思いました。だから、インタビューとかお仕事で人に話を聞くのはすごく好き。新しい考え方、ものの見方、世界を知れるから。

逆に言うと、自分のことはいいからあなたの話を聞かせてっていうスタンスで常にいるから、インタビューのお仕事もうまくいくことが多いのかもしれないな。

友だちがいない人、安心してください。私、ちゃんと社会生活を営んでなんとか生きています。なんとかなる。

友だちがいなくても全然楽しめちゃうタイプですが、でもこんな私と茶飲み友だちになってくれる人がいたら嬉しいです。

いしかわゆきさんがnoteの中で「トリセツをつくることが自己開示の練習になる」って言っていたけれど、その通りかも。結構楽しく作れるので、ぜひやってみてください!



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