助けてもらっていいんです—会社を辞めて気づいたこと
去年の夏、会社を辞めて国外の大学院を受験すると決めたとき——すがすがしい気持ちで、まったく迷いはなかったものの——心の奥底でひっそり覚悟したことがありました。今後は何事も自分ひとりで対処するしかない、ということです。社会保険やら税金やらはもちろん、仕事にまつわること、運良く合格すれば渡航の手続きほかもろもろ、やることはたくさんあれど、助けてくれる人はいない。うっかりミスをして取り返しのつかないことになるかもしれないし、すさまじく孤独を感じるかもしれない。それでも自分で決めたか