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しいたけさんの「知人がこっそり自分の真似事をしてくる」を読んで

今回のしいたけさんの記事のこのタイトルを読んで思わず記事を購入してしまいました。これは私が常日頃気をつけていることでもあるし、そうされたらとんでもなく嫌だなと思っていることでもあるからです。ファッションや考え方なんかは、やはり誰でも誰かから影響を受けるという事があると思うのですが、今回の「真似」の話はそうではなくて、もう「パクる」というレベルの話です。そして誰かのアイデアや文章などを「パクる」ことによって、「パクっ」た人が何らかの利益を得るということを少し考えました。

私がいま関わっている発信は、仏教やヨガなど古代の知慧なので、パクるとかパクらないとかではなく、「正しく伝える事が大事」だと思っています。逆に、自分なりの考えというのは解釈の方で行う事であって、まずは正しく自分の中に知識とそのまま落とし込む事が大事だと教えてもらいました。ただ、そこからの発信の方法というのは、もう色々あるわけです。言葉で伝える(口頭、文章、詩)、写真で伝える、クラスのデコレーションや雰囲気で伝えるなどなど。特にこのコロナ下でのロックダウン中には、ヨガや仏教の先生方は、皆さん対面で出来ないことをこのオンライン中に工夫を凝らして自分なりの方法を試してこれらました。もちろん、私もその一人です。2019年の12月には、日本で一斉にコロナ自粛となって、ヨガのクラスなども休講が続きました。その中で、いつもアメリカから日本のブログで眺めていたヨガの先生が、zoomというまだまだ皆さんに周知されていなかったツールを使ってクラスを教えてくれるということを知り、思わず飛びつきました。アメリカ時間の夜中ではありましたが、こうして日本の先生のヨガのクラスを受けられる喜び、先生が工夫される配信の方法に触れる事ができて喜んだことを覚えています。そして、早速そのやり方を真似しました。ハイ。

生徒さんにPayPalで支払いをしてもらい、zoomのリンクをお送りする。

今では当たり前になったこの方法ですが、当時は私の周りでもこの方法を使っているヨガの先生はおられなかったと思います。そもそもヨガやお坊さんはローテクの方が多いですから💦

ここでさらに自分のことにも触れたいのですが、私は元々良い意味でも悪い意味でも目立つので気をつけないといけないタイプです。例えば、クラスでグループ活動をしましょうとなると、先生から必ずリーダー的役割を任されてしまいますし、他のグループからも「ひとみさんがいるグループ」というように冠つけられてしまうことがよくあります。「かもめかもめ」の遊びなんかでもかなり早い段階で「ひとみちゃんが欲しい」といってもらえるような感じでしょうか。一方で、クラスでみんなと同じことしていても、私だけが目立って悪者になって職員室へ呼ばれてしまう、という面もあります。中学高校では、先輩からもすぐに目をつけられる、そんな感じでしょうか。

ですから、「真似される」ということに関してはすごく敏感になっています。ただこっそり「真似される」ことに関しては勝手にしてくださいと思うのですが、私がやった新しいアイデアや工夫に関して「自分が考えてやりました」という顔をしておきながら、都合が悪くなると「最初にやり出したのはひとみさんです」と言われるんじゃないかと思ってしまうのです。実際そうして槍玉に挙げられることがものすごく多くあった人生でもあるのです。ですから「放っておいてほしい」というのが私の心境です。真似するならばこっそりやって、私の目につかないところでやってください。一方で私は真似した場合は必ずご本人に許可を取りますし、決してその方に迷惑がかかるようなやり方はしないという信念も持っています。

何事も真似から始まる、といいいますがビジネスにおいては、真似することで自分だけが利益を得て、真似する相手にメリットがないやり方はしない方が良いと私は思っています。やっぱり人ってその人のやり方を通して「人となり」を見ているから。


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