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一実堂本舗
2022年8月17日 14:22
私が覚えている母方のひいおばあちゃんの記憶は、幼稚園児くらいが最後だ。おばあちゃんの家に遊びに行くと、母家から繋がった奥の方の離れに、ひいおばあちゃんが寝ていた。暗くて、お仏壇が近くにあったような気がする。部屋に行くまでの途中の廊下が、ちょっとたわんでいて、なんだか違う世界に足を踏み入れるような、現実とは地続きじゃないようなそんな気がしてちょっと怖かった。とにかく離れは暗かった。祖母は料理の仕