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私の小説紹介Week【深海の少女たち】

連載小説「深海の少女たち」

今回はnote内では一作品目として投稿していた小説「深海の少女たち」をご紹介していきます。

この作品は、飛鳥と雛という二人の女子高生の物語です。学校では別の女の子と行動している飛鳥ですが、放課後や休日にだけこっそり雛と約束をして街へ出かけます。

二人の行き先の多くが「水族館」。甘く可愛らしい容姿の雛は魚たちやイルカを見てはしゃぎますが、その顔の裏にはくらい影が潜んでいるのです。

そんな彼女の魅力に惹かれた飛鳥と、一人ぼっちで「特別」になりたがる女の子・雛を描いた作品となっています。

この作品のキーポイントはやはり「女の友情」。

よく世間では「女の友情は脆い」だとか言われています。女の子には秘密がつきものですが、逆に女の子同士ではすべての噂が筒抜けなんてこともざらにあるんですよね。

女の子には男の子がわからない透明な皮膜のような繋がりがあるんじゃないかなぁと思います。

その薄い繋がりで雁字搦めになったら、いったい女の子たちはどうなってしまうのか、そんなことを考えながら書きました。

女の子同士だからありえた密接感と背徳感を味わってもらえればと思います。

飛鳥はどこのクラスにもいる平均的な感じのいい女の子、でも他の女の子たちに一抹の違和感を持っている。

反対に雛はいつも一人でいる孤高の美少女、彼女の笑顔は花のように可愛らしいけれど、心のうちは誰にも見せていない。

そんなちょっぴり癖のある二人の世界を楽しんでいただけたら幸いです。

下記にも小説のリンクを貼ったので、興味のある方はぜひご覧ください!

第1話はこちらから。

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七屋 糸
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