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緑色の綿飴は何味だった?




靴のサイズが18センチくらいだった頃の思い出の中に、緑色の綿飴がいる。




購入したのは確か地元の小さなお祭りだった。露天のおじさんはわたしの背丈では見えない大きな銀色の機械の中でぐるぐると腕を回している。わたしは早く早く!と急かしながらぴょんぴょん飛び跳ねる。うしろで待っていた母が「綿飴は逃げないよ」と微笑ましげに言っていた。

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