【蔵書紹介】「教団X」(著:中村文則)
本日紹介する蔵書は「教団X」(著:中村文則)です。
もともと話題にはなっていたものの、結構前にTVのバラエティー番組で読書芸人が紹介したことで、さらに評判を呼んだ小説です。
内容(「BOOK」データベースより)
謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。
ページ数が576ページにも及ぶ大長編なうえ、教祖が語る教義は難解で、登場人物の誰にも感情移入しづらいため、苦行に感じるかもしれません。
その逆、生々しく官能的な性描写が多く描かれており、小難しい教義とSEX表現の緩急を楽しめるなら読み進められるかもしれません。
レビューには賛否はあるものの「話題になった本」というミーハー的な視点で、挫折前提”で手にとってみてはいかがでしょうか。
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