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コンテンツを作るということ~note制作ガイド①

初めて原稿を書いてお金をもらったのは30代のころ。
もう30年以上、文章でお金を稼いでいることになる。
もちろん、メインはAV出演だったから、それに付随する文章が多かったが、前職が雑誌編集者なので、内容は多岐にわたる。

文章は主にエッセイや読み物であった。
現場ルポの類。
俺の初期の電子書籍がそれにあたる。
メーカーのPR記事をまとめた本が数冊ある。

競馬をやるようになってから、そのアホみたいな打ちっぷりから競馬雑誌での連載も始まった。
『賭博未来論』である。
一部は『勝負馬券論』に収録されているが、内容は競馬+人妻AV。
俺の得意分野を盛り合わせたようなコラムだった。
現在の東スポの連載コラム『トリガミ哀歌』もこの流れだ。
リアルタイムに近い公営ギャンブル情報を織り込みたいと思っている。

しかし、こういう文章を有料noteで書いても全く売れない。
そこには雑誌や新聞のコラムとは違ったニーズがあった。

noteでの挑戦と気づき
noteで求められてる記事は、読者が「読んでよかった」「何か得られた」と思える内容が大事だ。
そこで、「売れるnote」を作るためには、「読者の悩み解決」「読者の理想の未来」「内容の再現性」の3つの軸が鍵になる。

①読者の悩み解決:読者が抱える問題に寄り添う

noteで売れる記事は、読者が抱えてる悩みや課題に寄り添い、解決のヒントをあげられるものが人気だ。
たとえば、俺の経験を活かしたコラムだったら、「人間関係の中で感じる孤独」や「夜の夫婦生活のすれちがい」といった、日常の中で多くの人が抱える悩みをテーマにした記事だ。
具体的には、「ある時、家族との会話が途切れて困ったけど、こんな方法で解決した」みたいなエピソードを交えると、読者に「自分も試してみたい」と思ってもらえるだろう。
読者の悩みに寄り添い、具体的な解決策を示すことで、記事の価値を高められる。

②読者の理想の未来:読者が目指す姿を描く

読者が「こんな未来を手に入れたい」と思えるような、理想の姿を描くことも大事だ。
たとえば、人妻をテーマにしたコラムだったら、「家族との関係をもっと温かくしたい」「自分らしい生き方を見つけたい」といった、読者が目指す未来をイメージさせる内容が効果的。
理想の未来を描くことで、読者の心に希望ややる気を引き出せる。

③内容の再現性:読者が真似しやすい具体性を

どんなにえらい内容でも、読者が「自分にはできへん」と思ってしまうと、記事の価値は半減してしまう。
そのため、内容の再現性、つまり「読者が真似しやすい具体性」を意識すること。
たとえば、「家族との関係を改善する方法」を書くなら、抽象的なアドバイスでなくて、「毎晩10分だけ、相手の話を聞く時間を設ける」といった具体的な行動を示すと、読者が「これなら自分にもできそう」と思える。
また、実際に自分が試して効果があった方法を共有することで、読者に「これなら信頼できる」と思ってもらえるのだ。

例えば、この記事。
言葉責めは苦手、どうやったらいいのかと悩んでいる人に向けて、理想の未来や再現性を踏まえて作ったnoteだ。よく売れているので、関連記事へと展開し、まとめてマガジン化もした。

次に、競馬noteの場合。
競馬noteでの売れ筋は予想記事であり、土日に数百円で買い目だけ書いたような記事でも儲かる買い目が書いてあれば結構売れる。

悩み=馬券が当たらない
理想の未来=馬券が当たって儲かる
再現性=馬券が当たって儲かる

こんな感じでかなりスッキリしている。
すべては馬券が当たるか否かに集約されるのだ。
その根拠や競馬観も書き込めれば、さらに人気noteとなるだろう。
しかい、これはかなり敷居が高い。
そこに至るまで金も時間とかかるだろう。

競馬については、俺は「予想と張りの分業制」を取っている。
詳しくは『勝負馬券論』の吉冨さんとの対談を読んで欲しいが、予想は外注し、自分はどう張るかに専念したいというスタイルだ。
もちろん玉のアゲサゲに最後は自分の競馬センスも必要だが、買い目抽出までの理論は完全外注。
俺は出目みたいな予想記事は書けるが、理論的には書けないのはそういう理由であった。

noteでのコンテンツ作りの大枠については以上。
次回は文章について書いてみる。
(つづく)

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