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苦力(クーリー)吉岡実

こんなつぶやきをした。

いいねを押してくれたフォロワーの方々がそれぞれどんな「よくわからん詩」を手元に置いているか知らないが、すべての意味がわからなくても感動する詩というなら、俺は吉岡実「僧侶」を挙げる。下は昔書いたブログだ。

「僧侶」から感じる「楽天性」と「祝祭劇」は面接シリーズの作風でもあった。

最近、電車の中で読んだ『吉岡実散文抄』に「わたしの作詩法?」という一文があり、そこに苦力(クーリー)という「支那の男」(戦争当時の満人)についての詩が取り上げられていた。

この77番が「苦力」。興味ある方はご覧ください。

あるいはこちらで。

吉岡実については、殿山泰司が金井久美子・美恵子姉妹に「吉岡さんだけは読んで」と薦められるシーンがJAMJAM日記か何かにあったが、俺的には「僧侶」が良過ぎて、他の作品にはあまり心動かなかったが、この「苦力」は「僧侶」以来の感動。

読解不明の部分もあるが、それも詩の魅力。「よくわからん詩」がお手元にない方は吉岡実の「僧侶」と「苦力」でいかがでしょうか。なお、「苦力」については「わたしの作詩法?」に作詩の背景・解説があります。

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