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テレビドラマで能楽入門

そろそろ能楽入門のつづきを書こうと思っていたのですが、テレビ放映もなく、昔の映画やネット番組をチェックしていたのですが、絶好のドラマが始まってました。

明日第2話ですが、Gyaoならまだ第1話が見れますので、見てない方には強力にオススメします。

宮藤官九郎・長瀬智也のタッグで、能の宗家の家庭を舞台に介護やら後妻業やらプロレスやら、テーマがてんこ盛りです。

第1話では羽衣の舞台が映ってましたが、長瀬くんの高砂の仕舞の予告映像もありました。

羽衣、高砂、仕舞、謡の稽古など、能の知識やトリビアが学べるドラマと思います。

そういうのをヌキにしても台本がすばらしいので、見ごたえありますが。

第1話の途中で西田敏行の前で家族全員が羽衣の謡を始めるシーンがあり、戸田恵梨香が「呪いの儀式」と言ってたのですが、謡の稽古ってあんな感じです。

師匠が謡い、それを復唱する。ダメ出しされて復唱する。怒られて復唱する。それを繰り返します。

確かに呪われたような修羅の時間ではあります。

感想です。野菜の名前を言えなかった西田敏行が稽古舞台の前で謡を復唱するシーンがありますが、しんみり来ました。能の稽古シーンはこれからも出てくると思います。

それと、プロレスの話も出てきますが、演劇としてのプロレスも能と通じる部分は多いのでしょう。

このドラマ、ぜひ第1話をチェックして、追いかけてみてください。

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