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8月後半の練習が有りました。

練習内容は、トルチナさんと七つの首のドラゴン」とたまごをやりました。

今回、少し時間があったので
何故、『たまご』に曲をつけようと思ったのかを木村さんから、お聞きしました。

少し長くなりますがお付き合いください。

先ず、『たまご』との出会いは


以前、木村さんの日本語オペラを公演する「アンサンブル・テオリア」がありました。
そこでの公演形式は日本語オペラと言う少し長い作品に加えその前後に短い歌を歌います。
3回目の公演が終わり、次回作は何にするかと言う時に、短い歌の方も詩の候補を歌い手さん達から募ったそうです。
すでに高階さんの『キリンの洗濯』を作った後だったので皆さんには高階さんの名前は周知していたので、どなたかが『たまご』をどうかと推薦したそうです。そんな形で木村さんは『たまご』と出会ったそうです。


木村さんの中の『たまご』とは

木村さんの中では、詩に出てくる“キミ“は玉子の“黄身”と言う意味だけで無く“君”と言う気持ちも込められているのではないか?と思えたそうです。
単に目玉焼きを作る過程の詩ですが、    
“君”の表情から恋とまでも行かないかもしれないが、何か甘酸っぱい物を感じ取れたそうです。



『たまご』の作曲にあたり


では実際この詩をどう作曲しようかと考えた時、ドラマチックな演出では無く
この詩が持つちょとウィットに富んだ軽い味わいを表現するために、出来るだけシンプルに仕上ようと努力したそうです。


私自身、この曲を練習する時
左手単音で右手三音の和音だけで始まるこの曲はこれから始まるちょとしたドラマを予感させるイントロ
なのでは無いかといつも感じています。

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