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わかりやすく説明します(肌着・下着)
着物を着るときの本当に初歩的な疑問って、ここだと思うのが「外からは見えていない着付け小物」のお話。上記のひもや、帯板、帯枕もそうですが、衿芯(襟芯・えりしん)も同じく外からは見えません。
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「わかりやすく説明します。着物のきほん」
コラムをマガジンにしています(書いた記事はこちらに入れていきます)。
まとめて読みたいかたは、こちらからどうぞ。
衿芯もそうだし、ひもも同じく。外からは見えないけど着物を着るのに必要なものってたくさんあるんです。そして、肌着(下着)についてもそうなのです!
「肌着(下着)が必要」って言われて、準備すべきは着物用の肌着。
いつもの洋服の中に着ているキャミソールやブラジャーのことを指しているのではありません。上半身の肌着は、汗を吸ってくれる綿の生地が良いです。気をつけていただきたいのは衿ぐりが大きく開いたものを着てくださいね。首の周りが詰まっている肌着だと、着物の衣紋から肌着が見えてしまいます。
それから、腰から下に巻くもの(裾よけ)も必要です。ヒップハングのステテコ型のものでもオッケー。また、上下が別々になっているものだけではなく、ワンピースタイプ(スリップタイプ)の肌着でも良いですよ。
*ハイウエストのステテコやガードルのようなものはNGです。着物の腰ひもよりも下着のウエスト部分が高い位置にあると、下着が下ろせずお手洗いの時に困りますので。
いつも着物レンタルでお世話になっている、きもの365さんのサイトを見ながら説明させていただきますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1652966492481-NZwjSTUoBB.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1652966828940-jaThIiIMwB.png?width=1200)
=肌襦袢=
肌に直接着用し、肌の汚れや汗などを取るものです。通気性のいいものや汗を吸い取りやすい生地が好まれています。
裾除けを兼ねた長い丈のスリップタイプのものもあります。
=裾よけ=
肌襦袢同様に素肌につけますが、裾よけは裾さばきをよくし、長襦袢の汚れを防ぐために使われています。足さばきのよくなるツルツルした素材が好まれています。
ここで!えっ?と思いますよね。
ひもや、肌着に関しては「ツルツルすべる素材はダメ!」って言ってきたけど、裾よけに関してだけは「足さばきのよくなるツルツルした素材」が良いのです。
肌襦袢について。余談になりますが、おばあちゃんやお母さん世代の昭和の肌襦袢の中にありがちなお話。なぜか、衿ぐりが詰まっています・・・。背中の首周りが、深くない・・・。衣紋を抜くために背中部分をずらしておいても、気がつけばまた元に戻ってしまう・・・。ご準備のときに、このあたりもご確認くださいね。
次の記事では、名前が似ている「伊達じめ」と「伊達えり」について書いてみますね。似て非なるこの二つの着付け小物を、わかりやすく説明いたします。
◆わかりやすく説明します、着物のきほん。コラムをまとめたマガジン
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