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にわか探偵ワトソン力 大山誠一郎
あらすじ
警察庁捜査一課第二強行犯罪捜査第三係に所属してくる和戸宋志は、周囲の人の推理能力を向上させるというワトソン力を持っている。同僚の片瀬つぐみと映画を見に行った和戸は、映画館の中に閉じ込められてしまう。さらにその中で殺人事件が起こる。同じく閉じ込められている人々が和戸の能力で推理力が増し推理を始めるが…。
ここからネタバレ含む感想
映画館、ヤクザの事務所裏、ローカル線の電車内、ロープウェイの中、複合現実(MR)のリアルゲーム、笹森会長のコテージ、さまざまなクローズドサークル内で起こる殺人事件に遭遇した和戸は、その場に居合わせた人々の推理力を向上させて事件を説いていく。
前作と同様に、最終話は和戸が拉致されるところから事件がはじまり、それまでの事件の関係者が研究員として登場する。謎の研究所ではワトソン力に注目し、その影響を及ぼす範囲を調べるというものだったが、最後はつぐみの突入で事なきを得る。
前作同様、視点が面白いと思う。短編集が2冊続いていますが、長編があれば読んでみたいと思います。続編もあるのかな?