魔弾の射手 知念実希人
あらすじ
天久鷹央の事件カルテシリーズです。
小鳥遊が救急当直しているときに、建物から飛び降りたと女性が搬送された。患者の時山恵子は自殺の疑いが濃かったが、本人は末期の膵臓癌でシングルマザー、娘の由梨は自殺を否定するが…。
ここからネタバレ含む感想
廃院となった時山病院には幽霊がでるとのうわさがあり、さらにシンボルとなっている屋上の時計台からは元の医院長をはじめ自殺者がたくさん出ているとの噂がある。由梨の話を聞いた鷹央は興味を持つが、鷹央は自身がインフルエンザにかかってしまい、代わりに小鳥遊と鴻ノ池が現地調査に乗り出すがそこで幽霊に遭遇する。
鷹央、小鳥遊コンビはすでに警察署内では有名らしく今回は早々から成瀬刑事登場で、余計なことをしないように釘を刺されます。
今回、ずっと病気症例が出てこなかったのでちょっと変わった展開だったなと思ったのですが終わりはいつも通りの展開で、鷹央がインフルエンザ不調でなかなかエンジンがかからないうちに全員死亡の案件かと思いましたが、ちゃんとひっくり返りました。
動機がちょっと弱いかなぁと思いましたが、手法の意外性はさすが医師作家という感じでした。
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