![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93035570/rectangle_large_type_2_17d688166633b425190bd7d054201b91.png?width=1200)
シャルロットの憂鬱 近藤史恵
あらすじ
真澄と浩輔は不妊治療に失敗したことがきっかけで犬を飼うことにする。最初は子犬をと思っていたが浩輔の叔父のすすめで元警察犬のジャーマンシェパードのシャルロットを飼うことになる。
シャルロットを飼い始めて二年後のある日、家に帰ると家の中は荒らされていてシャルロットの姿が見えなかった。慌てて、家中を探すとシャルロットはクローゼットの中に隠れていた。空き巣被害も少なかったが、元警察犬のシャルロットが隠れていた意外な理由が後日明らかになる…。
ここからネタバレ含む感想
元警察犬のシャルロットを中心に起こる様々な事件を飼い主の浩輔と真澄が解き明かしていく短編集です。
中に出てくるシャルロットはジャーマンシェパードなので、大型犬で顔もかなりこわもてのはずなのですが、真澄の優しい語り口で紹介されているシャルロットは心優しい、かわいらしい女の子として描かれています。
自分の中のイメージもジャーマンシェパードが思い浮かべるのですが、どこか優しい目をした子が浮かんでくるのでちょっと不思議な感じがしました。
探偵浩輔、助手が真澄とシャルロットという関係の日常の謎的な事件を解いていくのですが、シャルロットが話ができたらもっと早く事件が解決するのかな…という感じがしました。
続編もあるようなのでこちらも読んでみたいなと思います。