淡雪の記憶 知念実希人
あらすじ
神酒クリニックで乾杯をの第2弾。
クライアントの梅沢化粧品の社長から急な連絡を受け神酒クリニックのメンバーは社長宅へ向かった。そこには、後頭部を怪我して倒れている女性が待っていた。女性が警察への連絡を嫌がったため、神酒たちはとりあえずクリニックに女性を連れていくが、その女性は記憶喪失にかかっていて名前も思い出せない状態だった。
ここからネタバレ含む感想
記憶喪失の女性を診察した翼は、女性は何か過去に忘れ去りたいくらいの大きなショックを受けていて、無理に記憶を戻そうとすると精神が耐えられないと診断する。そこで、しばらくクリニックで様子を見ることになるが、赤羽と仮の名前を付けられた女性は、現在進行形で起こっている連続爆破事件の関係者らしいということがわかる。
最初は、謎の被害者で、その人が爆破事件の関係者になり、そこからさらに新たな事件へと発展していく…という芋づる式事件(勝手に命名しました)となっています。何気なく出てくるエピソードや会話がのちに結構重要になってくるので、細かいところまで気を配りながら読んでいくと面白いいと思います。
このシリーズも結構面白いのですが、残念ながら現在2作しか出てないんですよね…。話の終わり方からするとまだまだ続きそうなのですが…。続編出ないかな…。