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猫弁と魔女裁判 大山淳子


あらすじ

大福亜子は、百瀬太郎との結婚式場のしている。百瀬も来るはずが遅れてこない。百瀬は、ウェルカムオフィスからの依頼で、国際スパイを強制起訴裁判の指定弁護人をすることになる。
猫弁の事務所には、死んだ猫の生まれ変わりだといわれて姪が猫を引き取った。怪しいので相手を訴えいたいというものだった。


ここからネタバレ含む感想

第1シーズンの最終巻です。
いろいろあるウエルカムオフィスの秦野からの依頼を最初断るつもりだった百瀬は、その資料を見て考えを変えます。自らの弁護士事務所を休んでこの強制起訴裁判に集中することになります。被告人は、国際スパイのシュガー・ベネット、ベネットの弁護士を引き受けたのは、過去の巻で百瀬の弟次郎を名乗っていたユリ・ボーンです。
最終巻は、これまでの巻といろいろと異なる点がたくさんありました。まず、百瀬の引き受けた案件の詳細がなかなか出てこない。さらに、猫も動物もこの件にはかかわってこない…。普段の百瀬なら引き受けないような案件…さて、その真相は…、途中から多分そうなんだろうなぁ~、でも目の青いアメリカ人だしな…実は、百瀬も目が青いとか…いろいろ考えましが、真相は当たりですが、百瀬の目が青いは外れました。まぁ、百瀬の風貌はところどころ描写されているのでさすがにないか…。
百瀬のとらえどころのない孤独な日々、そして、母が百瀬を手放した真相も出てくるので、最終巻にこれだけ詰め込んでくるんだ…というくらいたくさんの内容が入っていたお話でした。
これで終わりなのかと思ったらちゃんと、第2シーズンが始まっていました。

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