天国はまだ遠く　瀬尾まいこ

あらすじ

保険会社に勤める千鶴は、仕事も人間関係もうまくいかず、自殺することを決意して一人旅に出る。どこか遠くで一人で死ぬつもりだった。そして、たどり着いた民宿、そこには素朴な田舎があった。

ここからネタバレ含む感想

もともと不器用なのに、苦手は方へ寄って行っているように見える千鶴。自殺しようとしたもののたどり着いた民宿で飲んだ薬では死ぬことができなかった。
2日間眠り続けて、目が覚めてしまった千鶴は、民宿のあるその村でしばらく過ごすことになる。民宿の主人の田村さんは素朴な人で、その民宿のある周辺も田舎の風景、田舎の人々がいた。少しずつ気持ちが落ち着いてきた千鶴、そのままその土地に居つくのか…と思いきや、最後は街へ帰る決断をする。仕事も辞めてしまっているし、帰った後もいろいろ大変そうだけど、心が疲れたらまた、この民宿へ来るのかなと考えました。