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神様のカルテ0 夏川草介
あらすじ
神様のカルテシリーズの前の短編集。
8月初旬、信濃大学医学部の学生寮「有明寮」では、医学部6年生が集まって国家試験の勉強をしていた。メンバーは、寮に住んでいる栗原一止、砂山次郎、草木まどか、楠田重正そして、寮生ではないけど進藤辰也の6名だった。しかし、砂山が病気で寝込んだ頃から勉強会は進まなくなる…。
ここからネタバレ含む感想
短編4話、それぞれ時期が違う物語が集められている。
1話目は大学時代、進藤辰也が語りとなり、大学6年生国家試験勉強の追い込みの時期なのに次々トラブルが起こる。
2話目は、本庄病院の大狸先生こと板垣源蔵、赤字の病院を立て直すためにヘッドハンティングしてきた事務長金山弁次によって「24時間365日対応」の看板が立てられる。
3話目は、本庄病院に研修医として勤め始めた栗原が語り、初めての胃がん患者は何故か診察に現れない…。
4話目は、東京から一人登山に来た健三のお話、結婚前の榛名の物語。
2話の嫌われ者の事務長、赤字の病院を短期間で黒字化し経費には厳しいが新しい機械は導入してくれる。そんな事務長には密かに思いがあった。
どれもいいお話でした。