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いまさら翼といわれても 米澤穂信
あらすじ
古典部シリーズの短編6話。
生徒会選挙の開票に総務委員として立ち会った里志は、投票数が生徒数よりも多いというトラブルに立ち会うことになる。自分では、解決できなかった里志は奉太郎に解決を依頼する。多かった票は約1クラス分になるので密かに投票用紙を紛れ込ませるのは不可能に感じたが奉太郎の推理は意外なものだった。
ここからネタバレ含む感想
短編集ですが、1編1編わりと深いお話なのでじっくり読むと良いかもしれません。前作で摩耶花が漫画研究部を辞めたというような話が出ていましたがその顛末とか、奉太郎のモットーの誕生秘話(?)など興味深いものが多いです。
個人的には、タイトルにもなっている「いまさら翼といわれても」が重いなぁ~と思いました。一人娘で将来跡取りとして育てられた千反田に起こったある出来事から出演予定の合唱祭に現れないという事件、千反田の居場所を推理した奉太郎ですが、その後どうなった・・・・ここで話が終わっているので続編が気になる~と思うのですが...。出てないんですよね、続編。
最初は、ザ・高校生だったのが、なんとなく恋愛モードも少し入ってきているのでこの後を書くのは難しいのかな…とか考えてしまいましたが…続編待っています。