兇人邸の殺人 今村昌弘
あらすじ
剣崎比留子から呼び出された葉村穣は、成島という人物から班目機関の研究所にかつて勤めていた人物の屋敷の調査に同行してほしいと依頼される。目的の屋敷は、廃墟テーマパークとして人気を集めているテーマパーク内にあるとのことだった。深夜に屋敷に侵入した剣崎と葉山達だったがそこでおもがけない怪物に遭遇することになる…。
ここからネタバレ含む感想
剣崎のトラブルに巻き込まれるという体質を知った成島から班目機関の資料を手に入れるために同行してほしいと頼まれこれを快諾することから物語が始まる。いつもとは違って今回は、最初からトラブルに巻き込まれに行った…という点が前2作とは違う展開だったが、これが想像以上に大きなトラブルに巻き込まれることになる。相変わらず、死者多数、恐怖で眠れない夜が続くなどなどなかなか手に汗握る展開になっていて読んでいるのがきつくなる場面もありました。物語としては、ただの恐怖ホラーではなくて、もう少し深い人情(?)もありよく考えるとすごく不幸な展開になっているのですが読後感はそれほど悪くなかったと感じました。
まだ、続くのでしょうがどんどんエスカレートしたトラブルに巻き込まれているような気がするので続編はどんなお話になるのか…。