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眠りの森 東野圭吾


あらすじ

高柳バレエ団の事務所で殺人事件が起きた。殺害されたのは男でバレエ団に侵入したところを団員の斎藤葉瑠子に見つかり、危害を加えられそうになった葉瑠子が撲殺したと供述している。侵入した男とは面識はないという。
当初、正当防衛のように見えたが、事件を追っていくと男とバレエ団の人間とは2年前同じニューヨークにいたことがわかるが…。


ここからネタバレ含む感想

加賀恭一郎のシリーズ、第2弾です。大学卒業して何年もたっているようで、前作では教員志望だったのが、何故か刑事として加賀が登場する。
そして、前作の恋人とは別れたようで、現在捜査中の事件関係者の美緒に強く惹かれていく。
当初は、不審な男がバレエ団に侵入し、葉瑠子と遭遇、襲われた葉瑠子が殴打の正当防衛の路線でした。男の身元がわかると2年前にニューヨークでバレエ団の人と遭遇している可能性が浮上、しかし、そのバレエ団関係者が殺される…と関連する事件が起こります。
いろいろな方面から調べるけれどなかなかバレエ団との接点がつかめない中、団員がさらに殺害されそうになり、そして、自殺者も出る…と事件は続くけど最初の事件の真相がなかなか見えてこない中、最後はある画家の存在から一気に事件の真相が判明するという流れです。
ずーっと、事件捜査にあたっている加賀ですが、美緒のことが気になっている様子なのがところどころの描写でよくわかります。最後は、どうなるのかな…と読み進めると…の結末。伏線はあったけど、そう来るか…という結末でした…。

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