久遠の檻　知念実希人

あらすじ

統括診断部の天久鷹央と小鳥遊優は、精神科部長の墨田から依頼を受けて精神科に赴く。そこには、かつてアイドルだった楯石希津奈が医療保護入院していた。希津奈は、32歳だが、どう見ても十代半ばにしか見えなかった。鷹央はハイランダー症候群ではないかと興味を持つが…。

ここからネタバレ含む感想

10代のまま年齢が止まっているように見える希津奈は、「キヅナ様」としてオンラインサロンを運営していた。運営の中心は、希津奈の父親が務めていた。
16年前に殺害された遺体が発見され、その殺人犯として希津奈の名前が挙がるが希津奈は自殺して死亡が確認される。
今回の事件は、この謎どうやって科学的なアプローチするのかな…と考えながら読みましたが、そっかー、そうことかー、と唸りました…。なかなか倫理的な問題も多そうな事件でした。
知念さん、最後の返しは上手だなぁ～と思いました。
タイトルが話にどう絡んでいるのかなかなか見えてこなかったのですが、最後まで読んでなるほどでした。読了感は良いです。