掟上今日子の退職願 西尾維新
あらすじ
掟上今日子シリーズ。今回は、短編4話の構成。それぞれ、バラバラ、飛び降り、絞殺、水死を扱っているのでバリバリ殺人事件解決編か…と期待される。それぞれ女性警部が担当で、今日子さんとの間からもいろいろです。
ここからネタバレ含む感想
殺人事件か…と思わせておいて意外な結末事件が多かったです。主テーマが女性警部と今日子さんではないかと思うのですが、初今日子さん、親今日子さん、反今日子さんとそれぞれ立ち位置もいろいろで女性ならでわの複雑な心境を読んでいくのも面白いです。
しかし、このシリーズに登場する人たちはほとんど今日子さんとは初対面ではないのに「初めまして…」から始まるので、いろいろ思うところはあるのかなと思います。
ここまででわかっているのは、今日子さんはある時点(時期は不明)から記憶を忘れるようになった。誰かに言われて探偵家業をやっている。なぜか、お金には執着。それ以外については、全く執着なし…といったところでしょうか。それから、情報のインプットがメチャクチャ早い、そして記憶力(あくまで起きている間)は抜群であるということかな…と思います。
さて、そろそろ今日子さん周辺の事情も見えてくるのかな…と期待しつつ次の巻へ移ります。