【重要物流道路】国道205号
国道205号は、長崎県佐世保市から東彼杵(ひがしそのぎ)町の大村湾沿いを結ぶ全長約23kmのやや短い道路で、全区間が重要物流道路に指定されています。
大村湾は、長崎県の中央部に位置し、湾内には長崎空港があります。外海(五島灘)との出入口は、佐世保湾を介して、針尾瀬戸、早岐瀬戸の2ヶ所しかなく、世界的にも珍しい二重閉鎖性海域となっています。
針尾瀬戸は幅が300m程度で、最狭部は180mと狭く、非常に速い潮流が発生し、大規模な渦潮も見られ、日本三大急潮のひとつにも数えられています。また、早岐瀬戸は本州(早岐地域)と針尾島に挟まれた約11kmの水路で、潮の干満により激流が発生します。特に幅員10m程度の最狭部にあたる観潮橋付近では波ができることから、早岐ウェーブとしてフリースタイルカヤックの聖地とも呼ばれています。
長崎は日本軍の重要な軍事都市であったことから、国道205号線周辺にも戦争遺跡や遺構が数多く残っています。終戦後の引上港に指定された浦頭では、平和を願う公園として浦頭引揚記念平和公園・資料館が整備されているほか、太平洋戦争中に旧宮村国民学校の防空壕として掘られた無窮洞や、魚雷の性能試験が行われた川棚魚雷発射試験場跡などがあります。
物流の面から見ると、大村湾の北側にある佐世保市から、南側の諫早市や長崎市方面へは、西九州自動車道と長崎自動車道の利用が主要ルートとなっています。佐世保市から東彼杵町に至るルートは、両高速道路を利用するより国道205号線を利用したほうが短距離ではあるものの、周辺で唯一の幹線道路で、ハウステンボスもあることから渋滞が頻発しています。その影響もあって、国道205号のバイパスルートとなる「東彼杵道路」の事業化へ向け手続きが進められています。「東彼杵道路」の整備により、大幅な時間短縮や混雑緩和のほか、災害時の迂回路としての利用も期待されています。
国際物流総合展への出展とセミナーのご案内
一五不動産情報サービスは、9月10日(火)~13日(金)に東京ビッグサイトにて開催される国際物流総合展2024に出展いたします。ご来場の際は、お気軽に弊社ブース(東京ビッグサイト 東展示場7ホール ブース番号7-303)にお立ち寄りくださいませ。
また、国際物流総合展に先立ち、8月28日(水)に開催される出展者ウェビナー(ライブ型オンラインセミナー)でも講演いたします。
◎出展者ウェビナー(ライブ型オンラインセミナー)
日 時:8月28日(水)13:00~13:45
タイトル:余りはじめた物流倉庫と足りない物流用地
工業地帯の移り変わりとこれからの物流不動産
参加申込:以下のURLからお申込いただけます。
https://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ltt/visit/index.html#visit_webinar
国際物流総合展、出展者ウェビナーとも無料(要事前登録)ですので、何卒お気軽にお申込いただければと存じます。
本稿は株式会社一五不動産情報サービスが運営する、開発が相次ぐ賃貸物流施設に関する情報を集約したウェブサイト「一五蔵」のメールマガジンで投稿されたコラムです。
一五蔵
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