読書記録(2022春)
数学とはどんな学問か? 数学嫌いのための数学入門
なぜ読んだのか?
ジェネラティブプログラミングなど、グラフィカルな表現ができるプログラミングの話を読むと、三角関数の話が出てくる。数学は苦手だったけど、わかるようになると楽しいのかも…と思って数学を解説する本を読んでみたくなった。
感想メモ
数学の概念が変わった。数学とは思考を伝えるためのひとつの表現様式なのだ、と思うと、公式などは壮大な物語のようで、ロマンチックだなーと思った。本書内の数式は難しくて読み飛ばしてしまったところもあるが、十分楽しめた。
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉
なぜ読んだのか?
わかりやすいと評判だったので。実は結構前にKindle版を購入していたのだけれど、積読状態…。図書館で紙の本を借りてようやく読めた。図版が多い書籍は紙の本が読みやすいなあ、と思った。
感想メモ
基本をひとつひとつ確認しながらステップアップしていく構成になっていて、初めてバナーやチラシなどを作成することになった初心者デザイナーさんにオススメしたい。修正ポイントの解説など言語化が上手なので、シニアデザイナーやディレクターが読むと、修正依頼をする際の意図の伝え方を学ぶことが出来そう。
シュミット・タイポグラフィ ヘルムート・シュミット作品集
なぜ読んだのか?
図書館で見かけてなんとなく。タイポグラフィの引き出し増やせるかな?と…
感想メモ
お恥ずかしながらシュミットさんを存じ上げておらず、欧文書体メインの本なのかな?とパラパラめくっていたら、とんでもなく日本語のタイポグラフィが多かった。カロリーメイトも、ポカリも、シュミットさん…!
母国語じゃないのに、ここまで文字を深く理解して再構成できるのか、と衝撃を受けた。
ヘンな日本美術史
なぜ読んだのか?
山口晃さんの語り口が軽妙で読みやすく、面白そうだった。
感想メモ
「なんか凄いんだろうな」程度の認識でしか見れてなかった絵を、新しい視点で見ることができた。どこがどう凄いのか、どんな楽しみ方があるのか、山口さん流に解説してくれる良書。第二弾も出してくれないかな…西洋美術史版とか…。
ちょくちょく入ってる山口さんの挿絵もゆるくて良い。
デザインノートPremium グッドデザインカンパニー 水野学の仕事: 最新デザインの表現と思考のプロセスを追う (SEIBUNDO Mook)
なぜ読んだのか?
最新のデザイン事情もキャッチアップせねば!との思いで…
感想メモ
カッコ良い事例がいっぱい。特に中川政七商店の事例がとても印象的だった。時代に合わせた舵取りがすごい。
別冊太陽 松井冬子
なぜ読んだのか?
昔、九段下のギャラリーで見た個展が印象的だった。作品解説からインタビューまでまとまって読めるのは貴重だし、何より紙面がデカくて良かった。
感想メモ
作品の解説が丁寧で、変遷が追えて興味深かった。襖絵(の画像)を初めて見たが、これまでの集大成という感じで圧巻だった。初期の作品は画面にポンポンと独立したモチーフを配置している印象があったが、襖絵は画面全体の巻き込み力(?)が圧倒的だった。ただでさえ技術力の高い方なのに、すんごいパワーアップしていて、どこまで行ってしまうんだと思った。
MdNデザイナーズファイル2022
なぜ読んだのか?
最近のトレンドや事例のキャッチアップ
感想メモ
見応えありますねえ…。気になるデザイナーさんのページでは、担当領域(アートディレクション担当なのか、デザイン担当なのか、両方なのか、など)チェックしちゃう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?