『トモダチガーデン』脚本冒頭公開
『トモダチガーデン』脚本の冒頭を公開します。
ネタバレが多少含まれておりますので、
前情報なくご覧になりたい方はお気をつけください。
テキストからでは一体どのようなことが起こっているのか、
まだまだ読み取れないかもしれませんが、
よろしければお楽しみください。
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「ここは、ある女のお庭。彼女だけのお庭。女の名前はニータンだ。ニータンだけのお庭。幸せなお庭。」
誰もいない庭
扉が一人でに開く
扉から現れるニータン
お庭に帰ってくる
ニータンは蹲る
するとキキトが入ってくる
キキトは大量の草を持っている
キキト「・・・」
ニータン「・・・」
キキト「これどこにおいとこぉ？」
ニータン「ん？」
キキト「ここにしょおか。」
「幸せなお庭。」
草をおいて去る
その草の元に近づくニータン
草を愛でる
へーコマがやってくる
ジョウロに手を取り
お腹の蛇口をひねり
水を組む
植木鉢に水をやる
ニータン「あ、芽。」
へーコマ「ぐんぐんぐん。」
ニータン「これなんの芽？」
へーコマ「お楽しみやで。」
MARK-Oとキキト入ってくる
キキト「ニータンニータン、なんかお隣さん来たはるで。」
MARK-O「どないしますか？」
ニータン「OK MARK-O 追い返して。」
MARK-0「ばっちこいWORKING。ただいま留守にしております。ピーっという発信音のあとに・・」
「ニータン。こわくないよ。たのしいよ。」
ワカスギ入ってくる
ワカスギの顔はトタンで見えない
ワカスギ「こんにちは～。ニータンさん、います？ワカスギです。」
ニータン「OK MARK-O この庭に入れないで。」
MARK-O「ただいま留守にしております。ピーっという発信音のあとに・・」
ワカスギ「あのぉ～多分間違えてうちのポストにお手紙入ってまして。」
MARK-O「再配達のご希望は２を・・」
ワカスギ「これニータンさん宛の手紙やと思うんです。」
ニータン「キキト！へーコマ！集合！」
キキト・へーコマ「わー！」
ワカスギ「手紙どうぞ？」
キキト「あれええの？」
ニータン「そんなことよりあそぼ？」
キキト「ええでぇ。宝探しやろやぁ。」
へーコマ「キキトが掘る穴、あれちょうどええねん。」
ニータン「なにがいいの？」
へーコマ「その穴に種とか苗植えたら庭が実るんよ。」
ニータン「じゃあキキトもっと掘ってよ。」
ワカスギ「あの・・」
MARK-O「おかけになった番号は現在使われておりません・・」
ワカスギ「あの、そこにいはりますよね？手紙ええんですか？」
ニータン「・・・OK MARK-O 手紙を受け取って。」
トタンをずらすMARK-O
MARK-O「わざわざありがとうございます～。」
ワカスギ「・・・あぁニータンさん、やっぱりいはったんですやん。」
MARK-O「えらいすんまへん。手紙もらいます。」
キキト「誰からの手紙なん～？」
へーコマ「差出人が書いてへんな。」
ニータン「え、ちょと気持ち悪いね。」
へーコマ「代わりに読んだろか？」
ニータン「もう捨てちゃおうかな。」
キキト「すげ～。」
ワカスギ「あのすんません。」
へーコマ「なんや？」
ワカスギ「さっきから誰と喋ってるんです、、か？」
キキト「トモダチとやん。」
ワカスギ「トモダチ？」
MARK-O「ええ。トモダチと。」
ワカスギ「いや、ニータンさん、お庭におるの、ニータンさん、一人ですやん。」
「たのしいね。ニータン。」
ニータン「そう、私は一人ですよ。一人がいいけど一人じゃ嫌なの。」
「でも逃げられないよ。」
ニータン「一人が嫌だから一人なの。」
キキト「一人じゃないやん。みんなおるやん。」
ニータン「そうだね。みんなニョキニョキ。仲良くワイワイ。」
キキト・へーコマ・MARK-O「（笑う）」
ワカスギ「だから！さっきから誰と喋ってるんですか！」
ニータン「ここは私だけのお庭なんです。ここは私だけのお庭なんです。ここは私だけのお庭なんです。」
トタンを元に戻してお隣さんを追い返すニータン
ニータン「ここは、私だけの、お庭なんです。」
へーコマ「HEY。やってみ？」
ニータン「うん。」
ニータンが草に水をあげる
すると草が光出す
みんな光にあつまる
光に合わせて歌が始まる
マイムパフォーマンスシークエンス
お庭をゴロゴロ転がりながら歌う
先ほどキキトが持ってきた草が動き出す
コザが生まれる
コザ「あそぼお！」
ニータン「初めまして！」
コザ「コザ！」
ニータン「よろしくコザ。」
コザ「あぞぼお！」
ニータン「私と遊んでくれるの？」
コザ「ニータンとあそぶ！」
へーコマ「HEY、俺は水やりしてくるぜ。」
キキト「僕は宝物掘りしてくる。えー西に１、２、３、４、」
へーコマとキキトも去る
MARK-Oは庭掃除
コザ「あそぼお！」
ニータン「何して遊ぶ？」
コザ「あのねぇ～、あのねぇ～、えっとねぇ～、あ！」
自分の蔓を引っこ抜いてロープにする
コザ「コザ、大縄跳びする！」
ニータン「楽しそ！」
コザ「じゃあやろう～！」
二人で両端を持つ
コザ「いっせーのせ！」
二人で大縄を回す
コザ「うわ～～～！たのし～～～～！」
ニータン「ねぇねぇコザ？」
コザ「コザ！」
ニータン「縄跳びは、誰かが跳ぶんだよ？」
コザ「うわ～むずかしい～～～！」
ニータン「OK MARK-O 縄跳びを跳んで？」
MARK-O「ばっちこいWORKING。」
跳ぶ準備に入るMARK-O
MARK-O「うおおおおおお！」
コザ・ニータン「いっせーのせ！」
全然跳べずにしばかれまくるMARK-O
コザ・ニータン「うわ～～～！たのし～～～～！」
「トモダチガーデン。」
キキトが宝探しながら入ってくる
ニータン「なかなか見つかんないねぇ。」
キキト「いや、今度こそ、、ここや！僕の勘が叫んどる！」
庭を掘り出すキキト
ニータン「勘が叫ぶの12回目だけどねぇ。うわ～あっちもう穴ぼこ。」
ガキン！
ニータン「え？」
キキト「あ！あ！ついに来た！お宝や！」
ニータン「私もちょっと掘りたい！」
キキト「ええよ！」
ニータン「やった！よいしょよいしょ。」
キキト「おぅわぁ出た！うーわ、これあれや、これ、ファンタスティックアルティメットナガグーツや！」
ニータン「これそんな大仰なやつなの？」
キキト「うーわやっばぁ。うわかっけ。」
ニータン「キキト、キキト、これ長靴じゃない？普通の。」
キキト「あ、そうか、あ、ちゃうわこれ、レボリューションギガントエナジーナガグーツやったわ。」
ニータン「へーこれが。」
「トモダチガーデン。」
へーコマが作物に水をやっている
ニータンが収穫した作物に
へーコマの蛇口から出た水を注ぐと
青かった作物が熟す
そこにユルエルがはいってくる
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続きは劇場で・・・
このあと、いったいどんな展開が待っているのか・・
どうぞお楽しみに・・
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