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演劇の挑戦と発明(大熊)

壱劇屋最新作『トモダチガーデン』はアイデアが濁流のように押し寄せてくる脳活舞台演劇です。

本日の創作ノートです。
大熊です。
最近は作品のサビになるようなシーンを組み立てていってます。
しかもサビ→サビ→サビみたいな感じで怒涛の展開になってます。
その1個目のサビは、劇団的にはかなり冒険しているシーンです。
それは何かというと映像を使うシーンです。

いや今時よぉ、映像を使うくらい何が珍しいねん、とお思いのあなた、
そこは我々、フロンティア精神の壱劇屋です。
普通の映像の使い方は考えてません。
かなり冒険的な映像シーンを模索してます。
なんなら本当に可能なのかまだ分かりません。
しかし不可能を可能にするのが壱劇屋です。
きっと面白いシーンに組み立てて皆様にお見せします。
なんなら稽古場で実現できたら先行して公開したいまであります。
映像担当は劇団員の河原です。
前回公演『LOVE TOURNAMENT』では見事にトーナメント会場の説得力を持たせるオーロラビジョンを作り上げてました。
今回は果たしてどうなるのか、お楽しみに。

しかしこれが上手くいけば、別の作品でも流用したいくらいのアイデアになる気がします。
我々は日々研究者的探究心で舞台を作ってまして、勝手に「発明」と称して様々な持ちネタがあります。
他の誰もやってないだろうという表現を模索し、発明に昇華し、舞台作品として発表してます。
いやいや、わかってますよ?無知なだけで既出の可能性が高いとか、そんなんは分かってます。
大事なのは自分たちがそれを面白がれて、自分たちなりに発展させられてるかどうか?です。

2個目のサビにも、我々の発明が活かされたムーブがありますが、稽古場でこねくり回して現れた、まさに発明的なムーブが爆誕しました。
いやほんま、もし自分が客席にいたら、おもしれぇ〜!!って大興奮してると思います。
それくらい面白い絵が舞台上に現れます。
このままの濃度で行けばめちゃめちゃ面白い演劇になることでしょう。

あとはお客さんにどう届けるかです。
正直面白いのですが、それをどう伝えればいいのか難しいです。
ネタバレも避けたいけど、隠しすぎて内容が伝わらないのも駄目だし、そもそも無名な劇団なのだから、どんどん開示して知ってもらって、足を運んでもらうしかないとは思います。

人気タレントも出てないし、キャリアもまだ若い出演者だらけですが、その分稽古場で濃密に、非効率を積み上げまくって、「どうやってこんなん作ったん!??」を作ってます。劇団員だけで作ってるからこそのGROOVEも出てます。

先ずは大阪公演、ぜひもんで見に来てほしいです。

ご来場お待ちしてます!

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