トモダチガーデンの創作note(大熊)
『トモダチガーデン』の創作noteがスタートしました。
今回の作品はクリエイションの様子や、
内容的に、noteに製作の様子を記していくのが面白いだろうと思い、
毎稽古の進捗を書いていきます。
既に七月の頭からクリエイションは始まっておりまして、
その辺りのことは他の劇団員が書いてくれると思うので、
もっと別の観点から書きますと、
まずこの企画は、
「そろそろコロナによる行動制限もほぼ無くなったし、一度ツアーをやりたいね。」
という旅行決めるみたいなノリで決まりました。
そこにビジネス的戦略など一切ありませんでした。
そこら辺が我々の可愛いところなので撫でてください。
でも本当に久しぶりのツアー公演でして、
思い返せばコロナがやってくる直前、
2019年の年末から2020年の頭にかけてツアーした、
『劇の劇』という作品ぶりです。
この作品は大熊と高安と井立の3人芝居でして、
フットワーク軽めに、
大阪、愛知、静岡、東京と4都市もいきました。
あれから4年以上の月日が経ち、
ツアー公演に参加したことない劇団員もチラホラ出てきました。
初めてのツアー公演参加者で言えば、
北脇、鍬田、𠮷迫、でしょうか。
大阪チームのツアーにまで枠を広げたら、
私以外の全員が初になります。
岩手にはめっちゃ行ってるけど。
てことでとりあえずツアーやるために、
どんな作品やろうか一人で考えたのが、
もう一年半も前になります。
その時に劇場さんに企画書として提出したのが
『a cup of coffee』
というタイトルで、
コーヒーを注いでいる時間が永遠になって、
時刻と時刻の刻まれる狭間で踊るとかどうとか、
なんかもう今思い返せば全然何がしたかったんか覚えてない作品の企画書を作ってました。
しかしながら実際上演するメンバーも分かりませんでしたし、
やりたいことや興味は時事刻々と変化するので、
絶対に演目変わるだろうとも思いながら企画書を送ったのでした。
でも決めてたのは、
ツアー公演はパントマイムをたっぷり使った、
パフォーマティブで奇妙な演目したいなということでした。
ここ最近の新作はどちらかというとアッパーで、
楽しいとかハイテンションに振り切った作品が多く、
オールスタンディング演劇的な、
アトラクション要素の強い作品を作ってきました。
ただオールスタンディングなんかは場所に物凄く左右されたりするし、
あのオモロい空間を味わいたけりゃ、関西までおいでませ〜
な気持ちが強かったのもあります。
それにやっぱり私はパントマイムやツールパフォーマンスなんかの、
身体的アイデアと未知に溢れた作品が大好きです。
それらを少人数でこねくり回してやりたいと思っていました。
『不思議の国のアリス』でマイム作品をやり、
そこからコツコツ上手くなった劇団員と、
そして私も4年前よりずいぶんマイムが上達しました。
ここから二ヶ月でもっと上達して、
濃い作品を作り上げていきたいです。
まずは9月末のABCホールをお楽しみに。
現在先行チケットを発売中です。
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