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スクエリ終演!そして『DEATH WONDERLAND』稽古日記1日目(鍬田)

スクエリ2023、たくさんのご来場ありがとうございました!!
座席に沢山お客さんがいて、そして笑ってくださったり沢山リアクションを返していただいて、本当に嬉しかったです。

僕は半蛇の『影』の役でしたが、振り返れば僕の好きなものを僕なりに詰めこんだ演技ができたなと思っています。

『重厚感』『粛々と、能みたいに』というオーダーを大熊さんからいただいたとき、ふと浮かび上がったのが鶴見辰吾さんです。僕の大好きな俳優さんなんですが、怖くて重厚感のある演技でありながら、どこか気品のある振る舞いがすごく魅力的です。
そしてその重厚感、気品の正体は鶴見さんが作る『間』なんじゃないかと思い、半蛇を刺し殺す時は鶴見さんっぽい『間』で挑戦してみました。
鶴見さんくらい怖くやれていたかは分かりませんが、全体的にリズミカルな作品の中、『間』を使った演技は効果的だったんじゃないかなと思いました。


鍬田はレベルアップした!

また、『影』は身体から発せられる情報を極力無くさないといけないという難しさがありました。難しいパフォーマンスが成功した後にガッツポーズなどできるわけがないんです(笑)

いいむろさんに教わっている『標準語の身体』を目指すことでこの点は向上できていたんじゃないかと思っています。できるだけ無駄な情報を減らしノーコンテクストな演技に挑戦しておりました。

また、いいむろさんがよく言われる『エスプリ(魂、本質)をつかめ』ということも、鶴見さんの演技をマネぶ上で大切なことでした。

鍬田はレベルアップした!

鶴見辰吾さんみたいになりたいなぁ。
大熊さんは『熊膳をやって欲しかった』と言ってくださってます。僕も思い切り熊膳を演じて見たかったですね。しかし次の再演があるならば、それまでに鶴見辰吾さん力を高めて、味のある山陰にも挑戦してみたいなぁと思いました。精進あるのみ!


『W/E』

そして12月末の情報が公開されてます!
今日は早速稽古でしたが、めちゃくちゃ楽しんでもらえそうな案がたくさん上がりました!
それまでにスキルも磨くのだ!体も柔らかくするのだ!柔らかくするのだ!
半田さんのラスト出演の30分の作品を素晴らしいものにするために、もうすでに走り始めています。
12月29〜30日、絶対に開けておいてください。壱劇屋15周年のフィナーレを体感していただきたいんです。


奈良県産ですが『太平洋の波乗り野郎』

ではまた次のノートで!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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