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カニノケンカノススメ

私のnoteではいつもタイのアイドルの話をしていますが、たまには違う話をしようと思います。

今回紹介するのはこちら。

カニノケンカ -Fight Crab-

最近ハマっているNintendo Switchのゲームです。(Steam版もあるよ)
かなり面白いゲームなので少しばかりその魅力をお伝えしたいと思います。
もし、カニノケンカに興味があって検索してここの記事を見つけてくれた方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

ちなみに私のプレイ歴はこの記事の執筆時点でちょうど1ヶ月です。

既にゲームをプレイしているカニ初心者の方でよくわからなくて難しいと感じているならば、初心者向けの記事も書いたので読んでいただけると参考になるかもしれません。

あなたはカニです

このゲーム、なんといっても一番の魅力はカニになれることです。
ゲーム開始早々「あなたはカニです」と宣言され、その瞬間からカニになります。

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リアルなカニのグラフィックと動きでとても臨場感があり、Switch版はJoy-Conをカニのハサミのごとく振って戦えるのでまさにカニになりきれます。
Joy-Conでの操作感が楽しいのはもちろん、ProコンやSteam版はキーボード&マウスでの操作もできるので自分に合ったプレイスタイルで遊べます。

背を大地につけた者は負け…

どんなゲームか簡単に紹介すると、一言で言えば相撲です。
勝敗を決する条件は「相手をひっくり返すこと」のみ。

ハサミでブキを使って相手にダメージを与え、ダメージが溜まってよろけた相手をひっくり返せば勝ち。ルールも簡単でとっつきやすく誰でもすぐに楽しめます。

その一方でこのゲームはかなり奥深いです。深海よりも深い。
見た目のインパクトと単純なルールで一見バカゲーに見えますが、プレイヤースキルだけに依存しない絶妙なゲームバランスと物理演算による不確定要素により、やればやるほど出汁がよく出て味わい深い良ゲーです。
まさにカニ汁といったところ。

カニは美味しい

このゲーム、BGMも非常に魅力的です。

ゲームを起動するとタイトル画面ではカッコいいデモムービーと共にこれまたカッコいい主題歌が流れ始めます。ノリノリの洋楽かと思って聴いていると途中から様子が変わって「カニは美味い 茹でたりするとさらに美味しい〜」とイケボで歌っているのが聴こえてきて思わずカニを食べたくなります。

主題歌を聴くためだけに体験版をダウンロードするのも良いでしょう。
ちなみに主題歌のタイトルは『Knight Crab』

格ゲー?いいえ、カニゲーです

私はストリートファイターや鉄拳、スマブラなどいわゆる対戦格闘というジャンルのゲームはあまり得意ではありません。技のコマンド入力や、フレーム数がどうのというようなプレイは苦手です。
また、見た目的に似ているバーチャロンもやったことがありますがそれほどうまくプレイできませんでした。

カニノケンカはそんな私でも楽しく遊べて自分でも上手いんじゃないかと思えるプレイができるゲームです。格闘ゲームが好きだけど苦手という人にほどプレイしてみてほしい。

・操作や技が全てのカニで共通
よくある格闘ゲームではキャラごとにコマンドを覚えないといけないので大変ですが、どのカニも操作が同じなので基本操作に慣れてしまえばあとは自分がシンクロしやすいと感じる特性のカニを見つけるだけでも一皮脱皮して成長できます。

・カニ、ブキ、ステージの相性次第
23種類のカニ、48種類のブキ、11種類のステージがあり、それぞれハサミの動きやブキの扱いやすさ、ステージギミック、相手のブキとの相性などプレイヤースキル以外に多くの要素が絡み合うことで勝敗が左右されます。
また、組み合わせが無数にあるうえに、たまにバージョンアップによる補正が入るため、リリースから1年以上経った今でも新しい組み合わせの研究が日々行われています。
他の人と同じ構成を自分も扱えるとは限らないし、逆もまた然り。自分だけの最強の構成を見つけよう!

・物理演算による挙動で時には運が勝敗を左右する
これがこのゲームが面白くて私でも上手くケンカできる重要なポイントだと思ってます。同じように操作しても物理演算によって全く同じ挙動は二度と再現しないので、完全なパターンハメ的なものは事実上存在しません。
また、ゆっくりとした動作と勢いのある動作によって緩急のあるプレイ感や、相手を押さえ込んで無理矢理ひっくり返すなどの戦法が使える、ステージのオブジェクトに引っかかって意図しないことが起きるなど、物理演算ならではの挙動への対応力が楽しさを引き出してくれます。

後述するルーキー杯の準決勝で私が負けたのも「ステージの段差にドリルが引っかかって戻ってこなかった」「ハイパースキル中にバランスを崩して床にぶつかって弾き飛ばされた」という物理事故が敗因でした。勝負は時の運!

深海に潜ろう

ゲームのモードは大きく分けて次の2つ。
・ストーリーモード(ゲーム内の名称は「キャンペーンモード」)
・フリー対戦モード(オフライン・オンライン対応)

ストーリーモードでカニに慣れてきたらオンラインの海に潜ってみましょう。
世界中のたくさんのカニが待ってます。

…と言いたいところですが、実のところオンラインのアクティブユーザーはそれほど多くはありません。ランクマッチで同じカニと何度もマッチングすることや、夜中は全然マッチングしないことしばしば。

また、ランクマッチはランクに関係なくマッチングするので初心者とトップランカーがマッチングすることもよくある話。上手い人とばかり対戦するのはちょっと苦手という人もいるかもしれませんね。一方で、上級者のプレイを肌で感じることができるのでそれを楽しみたいという人にはうってつけかも。
ただ、このゲームは上手い人が必ず勝つとは限らないし、やればやるほどカニとのシンクロ率を高めることができるのでぜひ上級者とのケンカに挑戦してみてほしいです。

カニ鍋、再沸騰

先に書いたとおり、このゲームはやちょうど1年前に発売され、オンラインは過疎気味ではありますが、最近再燃してアツアツに茹で上がってきています。

というのも、2021年8月に開催されたRTA in JAPANというゲームの最速クリアを目指す大会の競技に採用され、その見た目とゲーム性のインパクトで盛り上がり、興味を持った人たちがカニへと生まれ変わってプレイヤーが増えたことが理由のひとつです。
私もその1人で、試しにカニになってみたらドハマりしたという感じです。

・カニノケンカ -Fight Crab- - RTA in Japan Summer 2021

そしてもうひとつの理由がゲーム配信シャツによるアツいケンカ交流だと思います。単なるプレイ配信だけでなくフリーマッチで視聴者参加型の配信が頻繁に行われています。
1マッチ5〜10分程度と回転が早く、ゲーム性も簡単なため気軽に参加できるうえ、参加型配信を行うとどこからともなくカニたちが集まってくるという習性があるので盛り上がりやすく、ちょっとやってみたいなと思わせる動機付けになってるのではないでしょうか?

また、非公式ながら大会も行われており、世界中のカニの猛者達が一堂に会してアツいケンカを繰り広げる様子が配信されています。
どの大会もすごいのでぜひご覧ください。解説付きで面白いです。

ちなみに私も先日開催されたルーキー杯に参加して3位入賞の結果を残させてもらいました。

・世界大会!カニノケンカ「世界大戦」~海ノ頂点捕食者~

・[第弐回]カニノケンカ世界大会

・[カニノケンカ] ルーキー杯 [超非公式大会]

2020年には、富山や鳥取で本物の食用蟹が賞品となったリアルイベントでのゲーム大会も行われていたようです。

カニノリアルタイムアタック

私がカニになるきっかけになったカニノケンカRTAですが、これはストーリーモードでラスボスを倒すまでのタイムを競うというものです。
2021年9月時点での最速タイムは約17分のようです。(たまに更新されるのでおおよその時間で書いておきます)

RTAはストーリーモードによる都合上、使用できるカニとブキが限られるのと、CPUを倒すためのテクニックが必要となるので、オンライン対戦とはまた違った楽しみ方があります。
ランクマッチの上位ランカーでもRTAが速いとは限らないし、逆も同じです。

他のゲームのRTAとは違って、バグ技の利用やシビアな操作によるすり抜けみたいな技術は必要ないので、ノーミスでクリアできるようになれば誰でも走れるうえに短時間で挑戦できるので、走りやすいゲームだと思います。
(私も何度か試してみましたが特にオオカイカムリに時間がかかりすぎて難しい)

カニノ試食

Switch版には無料体験版があります。
残念ながら体験版ではオンライン対戦はできませんが、ストーリーモードの途中までプレイ可能です。しかし序盤のCPU相手でもカニの世界はそう甘くはないぞ。

ちょっとカニになってみよ?ちょっとだけ、ちょっとだけカニになるだけだから。

その他、詳しくは

製品情報など詳しくはそれぞれの公式サイトをご確認ください。

カニノケンカ 公式サイト
 https://www.neoaq.net/games/fightcrab-jp/

Switch版 製品ページ
 https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000026691.html

Steam版 製品ページ
 https://store.steampowered.com/app/1213750/_Fight_Crab/?l=japanese

君もカニになろう!

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