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人狼ゲームで村騙りをするメリット・デメリット
村騙りとは
人狼ゲームを始めたての人にありがちな考えとして
村人・素村はつまらない
何か役職を引きたかった
このような考えの方が私は多いと感じます。
人狼ジャッジメントなどの人気アプリで用意されている役職が多いのは、一般的に「素村はつまらない」と思う人が多いからだと思います。
こういった考えの方がやりがちなことが村騙りです。
村騙りとは、村人陣営なのに、ウソの役職を騙ることです。
村騙りは使いどころを間違えると、他の参加者が混乱してしまう恐れがあります。
例えば役職が「村人」なのに、「自分は占い師です」と言った場合、本物の占い師からは人狼陣営の騙りだと映ります。
同じ村人陣営の重要な仲間である本物の占い師が、正しい推理を出来なくなってしまうのです。
ですので、あらかじめGMから村騙り禁止と通知されていることもあります。
村騙りのデメリット
もう少し村騙りのデメリット部分を詳しく説明しましょう。
13人村アルティメットレギュで、占い師3人がCOしたとします。
一人は村騙りが混じっており、全員人間がCOしています。
この状況で、他の村人視点では偽物が2人出ていることになり、内訳は「本物と狂人と人狼」、もしくは「本物と人狼2人」にみえるでしょう。
しかし人狼視点では、仲間が占い師の騙りに出ていないことは明白です。
村騙りによって視点のズレが生じ、村騙りが混じっていることがわからない村人よりも、村騙りを簡単に把握できる人狼の方が有利にゲームを進められてしまうのです。
さらに村騙りの占い師がCOを撤回することなくゲームが進み、占い師のうち2人を処刑したとしましょう。
このとき処刑されずに残っている占い師が本物だとします。
1人で確定している霊媒師の結果は初日白、2日目も白と出ています。
村人視点・・・残っている占い師は偽物で狼だ。
人狼視点・・・人間と狂人しか処刑していないから残りの占い師を処刑すれば、人狼勝ちのリーチだ。
霊媒師視点・・・残っている占い師は狼だ。
占い師視点・・・霊媒師が初日襲撃されているか潜伏している、今出ている霊媒師は偽物だ。
といったように、本物の役職同士が偽物だと言いあうことになり、村人側に混乱が生じています。
無意味な村騙りは、推理を楽しめなくしてしまい、人狼ゲームの根底が崩れてしまう行為なのです。
メリットのある村騙り
とはいえ、完全に「村騙り=禁止」となっていないのは、メリットが見いだせるケースもあるからです。
例えば
・確定白になった村人による、最終票での狩人CO
→狩人が生存しており意図が伝われば護衛成功が起きやすい。最終票は、狩人対抗を避けるため。狩人がすでに死んでおり村騙りのまま襲撃された場合でも、人狼陣営による狩人乗っ取りを防げる。
・PP(パワープレイ)返し
→最終日に「狂人・人狼・村人」の3人が残っている場合、村人が「自分が人狼です」と騙ることで狂人の投票をもらい逆転勝ちを狙う。
・霊媒1COのみの状況で真占い師が初日投票終盤に霊媒CO
→人狼目線ほぼ狂人にみえて、翌日霊媒ローラーになりやすいので、襲撃されにくい。
・霊媒2COでの本物の霊媒師が対抗の狂人が処刑できた翌日、結果を黒と出す(結果騙り)
→人狼目線は狂人と誤認するので、一旦黒と出すことで人狼を炙り出せるかもしれない。
などです。
このような村騙りを行う場合には
1.自分が村騙りだと明かしたときに、第三者からどう映るか判断できること
2.メリットをきちんと説明でき、他の村人全員を納得させること
3.その説明が簡潔であり、議論時間を消費しすぎないこと
この3つが絶対条件となります。
この条件を理解せず安易な村騙りをしてしまうと、人狼側からの攻撃対象になりやすかったり、村人たちに混乱を招くことになります。
人狼ゲームで人狼を倒すためには、村人同士が信じあうことが重要です。
また、村人も大事な1票を持っている重要な役職です。
面白半分で村騙りをして他の村人を混乱させてしまうよりは、村人も大事な役職だと認識して純粋に推理を楽しみましょう。
そして第三者から自分がどう映っているのかを判断が出来るようになるまで、村騙りはしないでおきましょう。
以上、村騙りのメリット・デメリットの解説でした。
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