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青い鳥にもやもやしたのでめっちゃネタバレする/日々 2025.1.17

トヨエツの青い鳥を見ました。
駅員理森(トヨエツ)と人妻かほり(夏川結衣)の不倫逃避行の話です。

八戸に逃げてくる第6話の記憶はあるけどそれ以降クライマックスどうなったんだっけ?と記憶がなかったので、そこから見た。

1997年のドラマなので、八戸駅が昔の八戸駅!魚市場!館鼻公園!!漁港ストア!とか、30年前の八戸の風景にぐっとくる。鮫小学校と鮫駅でもロケしてた。

そういうエモさもあったんだけども、意外とあっという間にかほりの夫ひろむ(佐野史郎)に見つかってしまうことが判明(第7話)

ドラマは全部で11話。
正直もっと逃げると思ってた。

追い詰められたかほりは、娘の詩織(鈴木杏)を残し、崖から飛び降り自殺。
その後ひろむにかほり殺害の罪を着せられた理森は服役。
6年後、仮出所して、再会した詩織は「私のお母さんは本当に殺されたの?」と迫り。

ここまではよかったよ。
むしろこれがクライマックスかと思ったよ。
でもまだ先長いんだ。

そのあと、詩織はなにかと理由をつけて理森の家にやってきては、帰りたくないと言い、「子どもの頃指切りしたじゃん、約束守ってよ」とわがままを言い、その後「わたしはあなたが好き!」「わたしのこと、おかあさんの娘としてじゃなく、ひとりの女の子としてみてよ!!」と理森に迫るようになる(おいおい)。しかし理森がそれを断ると「わたしを愛してくれる人なんてやっぱり誰もいないんだ」と喚く

お母さんが子どもの頃過ごした鹿児島に骨を持っていきたい詩織。「お母さんと3人で鹿児島に旅行しよう」という約束を果たすために、愛の逃避行に走る2人。しかしその裏ではひろむが「妻を殺した男に娘が誘拐された」と通報してしまう。

逃避行の目的は果たすも、理森は鹿児島でまた警察に捕まり服役(4年)

4年後、詩織と再会して駅のホームで抱き合う。
親子の抱擁じゃないやつね。

ツッコミどころいろいろあるけど、まず、理森。ひとつのドラマで2回も服役する主人公なかなかいないよ。

次に、詩織。母親の不倫逃避行についてった果てに母を亡くし、一緒に逃げてた男は逮捕され、血の繋がらない、選挙命のひろむ(市議→市長)に育てられるという壮絶な経験をした結果、活発で聡明だった詩織はめちゃくちゃメンヘラ女子になっていた。

まぁ、わかるけど。
でもちょっとイライラした。

さらに、100歩譲って詩織→理森は目を瞑るとして、いつどこで理森→詩織になった??!!いくらなんでも、好きだった女の娘と子ども作れるか?!理解できない…でもこれが90年代ドラマの醍醐味なのか…!理森と詩織は15歳差の設定のようなので、年を取ったらまぁなくはないか…

私の記憶では、理森、かほり、詩織が手をつないで鮫駅に駆け込んでいくところで終わっていたので、まさかそんなオチが待っていたとは。

理森の幼馴染で、理森のことずっと好きで甲斐甲斐しく世話を焼く美紀子(永作博美)と、妻と娘を同じ男に取られたひろむが不憫で不憫で仕方なかった。

でもトヨエツは美しかった。
それだけは間違いない。

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