「人が人らしさを 思い出す場所」第320回例会 2021/09/28
コロナ禍の影響で街歩きが容易でない昨今は、もっぱらインターネットに
よる店舗情報探索が中心となっていた俱楽部主宰者です。
9月の第320回例会も、ネット上に見つけた際のインスピレーションが強烈で、直ぐにでも行って見たいという衝動にかられて、翌日には訪問していました。
お店の名前は、枯星森安息所(からほしもりあんそくじょ)。水戸市の西部に隣接する笠間市、その中でもより自然豊かな地域にポツリとあります。最新のナビでないと行きつけないようなとても細い道程をなんとか進んで、その非日常に到着出来ます。これぞ本物の「古民家カフェ」という趣です。
そのコンセプトは、”人が人らしさを思い出す場所として。野の花を生ける様に、この小さな土地に安息所を”。
8月からプレ・オープンしていたという店舗は、奥さまがお子さんをおんぶしながら接客をされている姿がなんとも微笑ましく、フライヤーもショップカードも無く、インスタグラムだけでのランチ告知と予約というスタイル。ご主人の静かなお話しぶりや店舗名・コンセプトからして、その運営の方向性が理解出来る気がしました。
いま世の中には、いわゆる“まがい物”が横行、跋扈しています。このインターネット上にはそれがより顕著です。きれいな写真や素晴らしいといったコメントにつられて購入したり、訪問したり、食べたりしたモノや場所が、実際には随分違っていてガッカリしたという経験をお持ちの方も多いことでしょう。
今回のお店は、大きな樹と大きな扉が迎えてくれる場所。決して山奥ではないが、自然に囲まれたのどかな場所。オーナー夫妻が自分たちで塗ったという壁。足元に並べた石。大きな柱・梁。古く味わい深い机や椅子。照明のひとつにまでこだわりが感じられる本物の「古民家カフェ」です。
到着の瞬間、それまでの杞憂が、カラダの中から溶け出すように無くなるのを感じて、即座に例会場に決めました。
安息所の秋のお皿
珈琲薫る豚ヒレのロースト
帆立と蓮根の寄せ
干瓢アラビアータ
秋茄子のびんろう
平飼い卵の出汁巻
フィッシュケーキ自家製タルタル
南瓜のカルダモンマヨ和え
いりこの揚げ出し豆腐
地場野菜のサラダ
枯星森のお米とお味噌汁
一口甘味と番茶付き
こんなトキに、皆さまと出会えた奇跡に、
心からの感謝を送りつつ・・・
さて、私たちのランチョン例会は今回で3回目です。魅力的な会場ということもあって、告知早々に案内した14席は満席となりました。
この会場は、古民家カフェとして魅力的である裏返しに、前述したように、案内するにも不便な位置にあります。店舗アプローチは、パーキング看板が小さく掲げられているだけで、私は見逃しました。そして、駐車スペースが店舗前の5~6台だけです。よって、当日参加の皆さま方には、乗り合わせてご参加いただけることをお願いしました。
★例として:水戸市内のどこかに待ち合わせて:お店のオーナーは「市役所の駐車場」を案内
していました。「そこから約3kmです」と。何人かの方が、”ここで何時に待ってます”とか手
を挙げていただくのがいいのかなとも思っていたりしているのですが。
大変恐縮ですが、ご協力、よろしくお願いいたします。
ただこれも杞憂でした。
この文章を見た参加者は直ぐにお互い同士が連絡を取り合ってくれて、あっという間に6台での乗り合わせを決めてくださいました。
私は今更ながらに、改めてイチエのネットワークの素晴らしさを実感するのでした。
「枯星森安息所」 笠間市上郷2386
※最後まで残っていた女性参加者の皆さんと集合!!