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キルキルイキル:Bエンドその後の話

■2021年12月24日、キルキルイキルでBエンドを迎え生還したPC2:如月遥の誕生日に、PC1:柊四季くんとそのPLイツカさんがオリジナルシナリオを用意してくださり、ふたりで行ってきました。そんな感想というか、感情の日記です。

■というわけで以下はキルキルイキルのネタバレを含みますので、現行&未通過の方は閲覧お控えください。





!Attention!
以下「キルキルイキル」のネタバレを含みます。
現行&未通過の方は閲覧をお控えください!













Bエンド後のため多少のオリジナル設定を含みます。
本当に大丈夫ですか?


















■まずキルキルイキルBエンドを迎えたふたりについて軽く…。

◆PC1(体):柊四季  金持ち・陽キャ・素直・人気者・APP16
◆PC2(脳):如月遥 … 苦学生・おっとり穏やか・一途・四季が好き

▼詳細は通過感想のこちらから(読まなくても大丈夫です)

■毎日脳側が幸運80を振り、成功なら体人格、失敗なら脳人格として生きているという設定で、通過以降生活の中で相手へのメモを残すみたいな交換日記もどきを毎日して8か月に突入。

■7月2日の四季くんの誕生日、日々の中で事前に遥が誕生日カードを用意して四季くんへ郵送していたんですが、それを受け取った四季くんがたいそう喜んでくれて、その御礼をしたいというのがきっかけで12月24日の遥の誕生日にPLのイツカさんがオリジナルシナリオを用意してくれました。

・誕生日の手紙が嬉しかったから手紙を渡したい!
・タイムカプセルの手紙(10月に掘り起こした)に遥が「大人になったら遊園地に行きたい」と書いてたから連れて行きたい!
・シナリオ中に四季くんが遥に何度もプロポーズ(ふたりで一緒に生きよう)したのに、一回もそう思われてなかったからリベンジしたい…!

という諸々の経緯からの、一晩限りの夢の中の遊園地デートシナリオ。
プロデュース神話生物 by みんなだいすき(?)ノーデンス先生。
このシナリオのために四季くんの立ち絵担当してくれた親KPいちえむ先生が、わざわざ四季くんを冬服デート+プロポーズ気合い入れスタイルに描き下ろしてくださる豪華仕様(左:四季くん・体、右:遥・脳)。

スクリーンショット 2021-12-24 231329

初っ端開始10秒で泣いた(それはそう)


いや、こんな、こんなの泣くでしょ…? 普通に泣いた。
なんなら本当にずっと泣いて泣きすぎ翌日顔が出目金。休みでよかった。

■毎日の人格は幸運判定で入れ替わり、月例1d10ダイスを振る日だけは夢の中で15分だけ話せるって設定だったのですが、この日だけは特別に遊園地デート。ところどころで探索ダイスを振りつつも、本当にただRPするための、SAN回復シナリオのような穏やかなシナリオで、自分たち以外誰もいない遊園地でアトラクションを回りながらずっとおしゃべりをしていました。楽しそうにはしゃぐ四季くんと、四季くんが楽しそうなだけで楽しい遥なので、ほんとうに何を見ても何をしてもどこまでも幸せそうなふたりで、PLイチカはもうずっと泣いてた。遊園地の光がきらきらするだけで泣いてた。

■ただシナリオ途中ふと四季くんの姿が消え、見失って動揺するところでSANc代わりの月例1d10を振らされたときは、当然のように10の最大値が出ました。それはそう。四季くんの姿が見えなくなったら遥はそりゃSAN10減る。解釈一致。あたりまえ体操。

■でもそのあと無事再会し、ふたりでお話をして、誕生日お祝いのカードを渡されて、さらにはプロポーズリベンジをされてふたりでわちゃわちゃして、遊園地の夜が明けて朝が来る頃にふたりのデートは終わりました。もうお祝いの手紙もプロポーズの決まらなさもふたりらしくてずっとPLは泣いてたんですが、デートの終わりに四季くんが言うんですね。

スクリーンショット 2021-12-27 234728

泣いた(それはそう)(二回目)


この世に数多のキルキルがあり、Bエンドに至るには様々あったと思うんですが、少なくともPLは絶対Bエンドとして生を続ける自PCの意味を考えたことがあると思うんですよね、脳にしろ体にしろ、少なからず。本当にこれでよかったのか、この選択に意味があるのか、みたいな。

でもそれを吹き飛ばすくらいの明るさで、四季くんがいつも笑う。

毎日の交換日記代わりのメモは「今日はこんなことがあったよ、ハルも起きたら見てね」「ハルが作り置きしてくれるごはんが美味しかった!」とか、一緒に過ごす日々が楽しいといわずとも伝わるメモばかり。その果ての今回のデートシナリオで、傍から見たら何の意味もない妄想デート、何も残らないプロポーズ、ゆめまぼろし。でも「何も怖いことなんて無い」って四季くんは笑う。

「ふたりの日々が、まだまだもっとたくさん続くんだよ」
「楽しみだね、ハル」

誰にだって、終わる日は来る。
限りある未来なのは、この世界に生きる限り平等で。
それが長いか短いか、ただそれだけの違いだとして。
少しでも長く生きてほしいのは変わらぬ願いだけれど。

他のフォロワーのキルキル通過ログで体側が「五秒先で死ぬとしても、その五秒間をお前と生きたい。お前がいなきゃ意味がない」って言った意味が、ようやく分かるようなそんな気がしました。何も怖いことなんて無い。楽しみに生きる日々がふたりであるからこそ訪れるなら、限りある短いこの生に意味が無いなんてことはひとつもない。

ようやっとそう思える気がしてきたのは、四季くんが笑ってくれるおかげ。

四季くんは「来年のハルの誕生日も楽しみだね」って言うけど、ふたりはたぶん来年の誕生日までは生きられない。それが分かってても四季くんはそう言うし、なんなら今日で死んでしまうとしても、明日の話をするし、一秒後を楽しみにして手をつないでくれると思う。だから遥も「楽しみだね」って笑って返せる。笑って返せるようになれたのだ。四季くんのおかげ。

四季くんに生きてほしいと願っていた遥にとって、最後まで頑なに説得されなかった遥にとって(最終フェーズ五時間掛けても首を縦に振らなかった)、決して表には出さないけれど後悔を募らせたかもしれないBエンドの日々、その未来を、「楽しみにしてるね」って笑って返せる日々を送らせてくれる四季くんはすごい。

■でも四季くんのPLのイツカさんが言うには。

「遥くんはキルキル本編中、最終フェーズですら一度も四季のことを否定するようなこと言わなかった。何も知らない四季が何を言っても『そうだね』『ありがとう、四季』って言ってくれて、『それは間違ってるよ』とか『お前は何も分かってない』とか言わなかった。隠してたことはあっても、嘘すらひとつもつかなかった。だから四季はいつだって笑えるんだよ」

ということなので、四季くんの笑顔は遥のおかげで、遥の笑顔は四季くんのおかげ。巡り巡って互いが互いのために笑って幸せになれるふたりなのだなあ、としみじみしました。

そんな未来をくれたこと。
そんな世界をくれたこと。
素敵な誕生日の一日をプレゼントしてくれた四季くん、PLイツカさん、親KPのいちえむ先生には本当に感謝してもしきれない感謝が浮かんだクリスマスイブの夜でした。

光の攻めすごい~~~~~!!!!! 一生勝てない!!!!!!

■残りSAN31、いつまで生き残れるのか分からないふたりだけれど、たぶん迎えるエンディングを笑って手を取れるふたりなんだろうなあというのはもうPLには分かったので、あとは日々を穏やかに過ごしてくれるといいなあと思います。

■さいご、朝を迎えるEDには、キルキル通過後ふたりに合うなあって思ってお互いずっと聴いていたAimerさんの「トリル」を流してくれました。だいすきな曲です。前回も書きましたが、その歌詞を置いてこのぐちゃぐちゃな感想日記を終わります。

夜がつきつけるその明日を、あの日見た絵本のように
君を打ちつけるその涙も、朝を待つ世界のように
愛していて ――あいしていて。

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