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「上町マーチ」にゲストパフォーマーとして参加して

★終えて

7/10,福祉と地域をつなぐプロジェクト「上町マーチ」にゲストパフォーマーとして参加してきました。


昨年4月よりプロジェクトメンバーが定期的に、上町工房で働く方々や職員の方々と共に、『上町ガッツ音頭(アーティスト/はながっつ作』を踊りながら地域(緑道沿い)を練り歩く企画です。

(今回米澤は2年ぶりのはながっつに扮して参加させて頂きながらいぺがっつではなく、呼びやすさから「イッペイちゃん」という愛称で親しまれることになりました)

道すがらすれ違う方々と挨拶を交わしながら、工房の方々とは踊りながらコミュニケーションを取り、往来中間地では改めて『上町ガッツ音頭』をみんなで踊ったり、希望者が前に出てひとりずつ踊ったり、今回は(はながっつに扮した)イッペイちゃんによるタップパフォーマンスを披露させて頂きました。

パフォーマンス中に、工房の方々が何人も一緒に踊りに出て来てくださったり、通りがかりの人々もその光景を観ていたり、だいぶ想像以上に賑やかなことになって、練り歩き2回とも違う盛り上がりやコミュニケーションが起こってとてもやり甲斐がありました。

個人的には、参加して良かった点がいくつもありました。

・この企画がパフォーマンスやそれをさせること、外側に披露することが目的ではなく、踊りたい人も踊らない人も踊れても踊らなくても一緒に歩きながら過ごす時間があること。

・音頭を踊るはながっつさんが終始力抜いてやってることが周囲に対して踊ることに強制力を与えず、良い緩さと自由な空気があって、それが寧ろ個々に楽しさにも結びついているような気がした。

・企画(運営サポート)メンバーは、すれ違う通行人に企画や団体のことを緩やかに紹介しながら話しかけていて、そうした方々が上町マーチを見る時間できたりしていて良いチームだと思った。

・往来の帰り道は、より力が抜けた時間で工房の方々との距離感がぐっと縮まったように話しかけてくれたり会話が生まれて、良い余韻の時間になっていた。

・「上町マーチ」2回終了後は、工房で働く人々がひとりずつ今日の感想を話していく時間を取っていて、それを職員の方が掬い取りながら、ひとりひとりを盛り上げるような感じで良いなと思った。

パフォーマーにとっては、また新しい現場の在り方だと思う。表現者の力のあるパフォーマンスのみ観て楽しんで頂くのではなく、特別な力を発揮せずに共に過ごすことを丁寧に行いながら、ほんの添える程度にパフォーマンスの時間を提供するというよりは、共にするみたいなことに尽力を注いだような気がします。

それ自体がパフォーマンスでもありますが、所謂パフォーマンスのフォーマットではなく、パフォーマンスや表現が、さまざまな人々との日常を繋ぎ、ほんの少し日常に不思議な楽しいが生まれるような助力ができるのかな〜と感じました。

パフォーマーにとっては、パフォーマーファーストとか或いは観客の為にみたいな極端な場が多かったり、また今回はそのグラデーションでもない場だなと感じながらも表現者が社会との間でできる関わりの在り方を知れたような気がします。

表現者/パフォーマーが一方的な提供してるわけではなく、職員や工房の方々、アートコーディネーター/制作の方々とが共同して、町の中に過ごしを選んでいるだけでも何か創造的な在り方であるように感じました。

「上町マーチ」は、派手なアクションではないけど、一回一回の大きな達成感や成果に捉われず、力を抜いて丁寧に過ごすことを続けていることの豊かさを感じるようでもありました。

今回はながっつさんからお声掛け頂き参加させて頂きとても良い経験が出来ました。はながっつの格好をさせて頂きながら、いろんな人とコミュニケーションを取る不思議な体験で、いろいろみなさんと過ごす時間を経て、好意的なお声をかけてくださる方も多く、シンプルに嬉しかったです。

こういうところが、いろんな町や地域にあったら良いなと感じられる場でした。新しいことを考え、挑戦させて頂きパフォーマー冥利につきます。

がっつさん、こんな素敵な場に参加させて頂けた機会、本当にありがっつ(ありがとうございました)!!

次回は、8/24グランサマーフェスという上町工房のお祭りに、がっつ音頭が参加するそうです!!
(私も参戦したかったーーーーー😭)

今後も「上町マーチ」続くので、この場にぜひ参加してみてください!!

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