侵攻3週目のロシアのプロパガンダ
MIBUROで侵攻3週目に入ったロシアのプロパガンダについて解説していた。
Ukraine: Russian Propaganda Three Weeks In
ロシアが情報空間での優位を失ったことを述べ、次の4つのターゲットごとに現状を紹介している。
・ロシア国内およびロシア語圏
国内および世界中のロシア語話者に対して、ロシアは限定的な軍事作戦であり、正当であるとしている。そしてクライナの戦争犯罪の偽情報を流し、西側の制裁は脅威ではないとしている。
・ウクライナ国内
ロシアはウクライナ国内にリーチする方法をほとんど失っている。
・旧ソビエト連邦
ウクライナ侵攻をほとんど報道しておらず、最小限に留めている。
・欧米
ウクライナ発信の情報に疑念を抱かせ、陰謀論集団を引き込もうと試みている。経済制裁を断ち切るため、経済封鎖が欧米経済に大きなマイナスであることを強調している。
関連書籍
『近未来戦の核心サイバー戦-情報大国ロシアの全貌 』(佐々木孝博、扶桑社、2021年10月22日)
『現代ロシアの軍事戦略』(小泉悠、ちくま新書、2021年5月8日)
『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器』(一田和樹、角川新書、2018年11月10日)
『新しい世界を生きるためのサイバー社会用語集』(一田和樹、原書房、2020年4月20日)
『最新! 世界の常識検定』(一田和樹、集英社、2021年11月19日)
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