第4話 デビューできる賞とできない賞 1

第4話で、長編でないと即デビューできない、と書いたんですが、もしかしたら説明が必要かもしれないと思って書くことにしました。
新人賞あるいはその他の公募の賞はいろいろありますが、デビューを目標にするといくつかに分類できます。

1.受賞=出版、デビュー
2.誌面に掲載あるいはアンソロジーあるいはなんらかの出版物に収録
3.電子出版もしくはネット掲載
4.特に約束なし

一般的にデビューと呼ばれるのは1.紙での単著(自分ひとりで書いたもの)の紙での出版を指します。昨今は3.の電子出版やネット掲載も含める場合もあるようです。しかし専業で食べてゆくことを考えると、紙の出版もできた方が収入の選択肢も増えます。

1.の賞の場合、募集要項に受賞作を出版することが明記されています。受賞作を出版するということは紙の本にできる分量があるということなので長編になります。逆に言うと、短編の賞ではデビューできない、単著が出ないと思った方がよいでしょう。賞を選ぶ際、デビューにつながるかどうかを確認し、そうでないものよりも優先度を高めました。
出版が約束されている賞でも温度差はあります。

 ・毎年、大賞受賞者がおり、最終候補作(あるいはそれ以外)が刊行されることも多い(いわゆる拾い上げ、隠し玉)。
  電撃大賞やこの『このミステリーがすごい!』大賞が代表例。狙い目はここですが、競争率も高い。

 ・ほぼ毎年、大賞受賞者がおり、出版されている。

 ・受賞作なしの年が多い。
  ここは避けていました。やる気なさそう。

長くなりそうなので、次回に続きをお話をします。

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