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#影響工作
DFRLabによる中国の対台湾デジタル影響工作の実態
DFRLabが中国による台湾に対するデジタル影響工作をまとめたレポート「Targeting Taiwan: China’s influence efforts on the island」( https://dfrlab.org/2024/05/06/targeting-taiwan-chinas-influence-efforts-on-the-island/ )が5月6日に公開された。
●概
中国のSpamouflageについてはニュースよりISDの記事がわかりやすかった
ここ数日、中国のSpamouflageについてのニュースをよく見かけるようになった。Metaの第3半期ごとの脅威レポートが公開されたことがきっかけなのだろう。記事は第2四半期の脅威レポートに書かれていた史上最大規模のテイクダウンの話と、第3四半期のレポートの内容がごたまぜに書かれており、さらにインタビューなども入っていてイメージはよく伝わるが具体的なことがわかりにくい。というか出典へのリンクのない
もっとみる米国務省GECの中国影響工作報告書は網羅的だが、「アメリカの古い地図」だった
アメリカ国務省グローバル・エンゲージメント・センター(GEC)が2023年9月28日に公開した「HOW THE PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA SEEKS TO RESHAPE THE GLOBAL INFORMATION ENVIRONMENT」(https://www.state.gov/gec-special-report-how-the-peoples-republi
もっとみる2011年から2022年の127件の影響力活動を調査したプリンストン大学Online Political Influence Efforts Dataset
プリンストン大学が定期的に行っているデジタル影響工作に関する今年の結果をまだ書いていなかった。今回はV4だ。以前のものについての記事は末尾のURLに掲載した。
レポートは、Online Political Influence Efforts Dataset(https://esoc.princeton.edu/publications/trends-online-influence-effort
『中国の情報戦略: 世界化する監視社会体制』は網羅的な中国の影響工作解説書
『中国の情報戦略: 世界化する監視社会体制』(ジョシュア・カーランツィック、前田俊一、東洋経済新報社)を読んだ。中国の影響工作についての網羅的な解説書になっていて、とても参考になった。いくつか気になる点もあったが、まずは内容をざっと紹介したい。
●本書の内容中国が世界に展開する影響工作(本書ではソフトパワーとシャープパワーに分けて論じている)について豊富な事例と歴史的経緯を追って紹介している。冒
拡大する中国の影響力と、低下する投資効果。フリーダムハウスのレポートから
フリーダムハウスが行った中国のメディア影響力について2019年1月から2021年12月にかけて行った調査「BEIJING’S GLOBAL MEDIA INFLUENCE」(https://freedomhouse.org/report/beijing-global-media-influence/2022/authoritarian-expansion-power-democratic-resi
もっとみるNATO StratCom COEによるデジタル影響工作のアトリビューション特定方法
NATO StratCom COEの「ATTRIBUTING INFORMATION INFLUENCE OPERATIONS」(2022年7月19日、https://stratcomcoe.org/publications/attributing-information-influence-operations-identifying-those-responsible-for-maliciou
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