空気の読ませ方(笑)
それってふざけているの?楽しませようとしてるの?
子どもにとっては、人を楽しませようとしているのと、一人よがりでふざけていることの違いが難しいことが多いです。
注目を浴びようとした結果、一人でふざけているとなり注意されたり、誰かを楽しませようとしてもうまくいかず、それを続けることで一人で楽しんでいるように見えたり。。。
このようなことで悩む子の場合、場の空気を読むことが難しかったり、承認欲求が強かったり、また相手を理解しようとすることが難しく、自分中心で考えてしまうことが多いと思います。ただ、それらの適切な程度感を伝えることはとても難しいです。そもそも人によって受け取り方の程度感にも違いがあり、今のは場の空気が読めていない発言、動作だと思う人もいれば、そこまでではないと感じてしまう人もいるからです。
私がこのような子たちにアプローチをする時は、まずはわかりやすい基準や状況を設定します。例えば、説明をしている時は、最後まで話を聞くように伝えつつ、取り組みが終わった後などにあえて楽しく話す時間を作ったり切り替えができる程度でふざけることを許容したりします。こうやって、まずは頑張るときと気を抜いても良い時のメリハリを理解してもらえるようにしていきます。
ふざけても良い時間や、みんなの前でダンスなどなにかそれぞれが面白いと思うことをしても良い時間を作ることで、承認欲求等が満たされたりしてメリハリがついてきます。
その後に、あえて大人からふざけてはいけない時に少し調子のいい事等をいったりして謝罪する機会を作りつつ、形式的につけたメリハリではなく、自然な会話や状況の流れの中での場の空気の読み方を伝えていけたらと思います。もちろん、ここの基準は人によって変わりますが、多くの人が嫌ではないというラインを探していけると良いかと思います。
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