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【日記】予知夢…!?
夜中に娘が突然大声を上げて泣き出した。
昔はよくあったなぁと、赤ちゃん時代の夜泣きを少し懐かしく思いながら、背中をトントンしたり頭を撫でたりしながら手を繋いで何とか寝かせた。
その時はまだ半分寝ているような状況ではあったけれど、本人は怖い夢を見たと言っていた。
その後も何度か寝たり起きたりを繰り返したが、私も隣でウトウトして、夢を見た。
それはすごくリアルで、起きた後も鮮明に覚えていた。
その内容は、娘が熱を出して保育園に休みの連絡をしていて、さらに火曜日に予定されている個人面談の日取りを再調整させてくれとお願いしている夢だった。
その時の私のセリフまでハッキリ覚えていて、嫌な胸騒ぎがした私は、起きてからすぐに娘の体温を確認した。
「大丈夫、熱くない」
あまりに夢がリアル過ぎて、思わず確認してしまったが、夜中も背中や頭、手をずっと触っていたがその時も熱くはなかった。
ホッと安心したが、その後私はなかなか寝つけなかった。
昨日は月曜日。
夢を見たのは日曜から月曜へと日付が変わって少しした夜中の1〜2時頃。
それから3時間くらいしてようやく娘も深く寝られたようで、最後に頭を撫でて私は部屋を移動した。
そしていつもの平日が始まり、朝ご飯や身支度を済ませたが、娘はなかなか起きてこない。そもそも娘は朝に弱いので、何度起こしても起きないのだけれど…今回は特に夜中に何度も起きていたし、いつも以上に遅いだろうなと思った。
しかし流石にもうこれ以上は待てないという時間になって、私は異変に気が付いた。
「なんか……いつもより温かい?」
そう、布団からは起きてきたものの、眠くてソファで二度寝をしている娘の身体が少し温かい気がするのだ。
しかし、私は少し前に水を使っていたので感覚が麻痺しているのかも。と思って、夫に確認してもらった。夫は「大丈夫じゃない?」と言っていたし、念の為体温計で計ってみたけれど問題はなかった。でも私はどうにも腑に落ちない。何だか胸の辺りがモヤモヤする…。
出勤のタイムリミットもあり、時間がない中ではあったが、私の頭は冷静だった。
「今日はダメだな」
母親というのは不思議なもので、こういう時の違和感や直感は大抵当たるのだ。
そして、家を出る15分前。
やはり娘の手足が熱くなってきた。再度熱を計ると37.2℃。まだ微熱レベルだけれど、さっきからは確実に上がっている。
月曜日は仕事が忙しく、休まないようにと言われているが、こればかりは仕方がない…。インフルの可能性がある以上、無理して行くと職場にも保育園にも迷惑になるし、仕事途中に呼び出しがあってもそれはそれで迷惑だ。
今日の出勤を心の中で諦めてはいたが、出勤時間ギリギリまで待って、もう一度熱を計ってみる。
38.2℃
はい、アウト〜笑
やはりダメだった。
あの朝方の夜泣きから始まっていたのだろう。
その時に体温は問題なかったから、本人にも自覚は無かったと思うし、私も夜泣きの懐かしさが先に立ってしまい、ハッキリとは認識できなかった。
しかし、私の頭の中では無意識のうちに、過去の経験から『これから熱が出るぞ』『これは発熱の初期症状だぞ』と分かっていたのだと思う。
確かに熱を出す前には必ずと言っていいほど夜泣きがあった。
だからこそのあの夢だったのだと思う。
今週の火曜日、つまり今日、娘の保育園で夕方に個人面談の予定になっていたのだけれど、それもキチンと把握していて夢に反映されているところにはビックリしたけれど笑。
しかしその夢のおかげで、朝出勤ギリギリに発覚した発熱にも関わらず、焦ることなく保育園に連絡を入れ、面談の日程再調整の話まで出来た。
そう、あの夢のセリフ通りに笑。
小児科への通院は、発熱から12時間が経過していないと正確な検査ができないことから、昨日の月曜日は見送って、家でゆっくり休ませた。
今日、ようやく検査ができるが、解熱剤で下げないといけないくらいに熱が上がっている。
早く良くなるといいけれど…。
ウチの子達は毎年この時期に熱を出す。だからこそ、いつも口うるさく言って手洗いうがいをさせ、帰宅後すぐにお風呂に入れたりしている。
それでも完全に防ぐのは難しい…。
かかる時はかかってしまうのだ。
昔、独身時代にどうしても抜けられない仕事の前日にインフルエンザにかかってしまった際、病気にかったのはあなたのせいではないとお医者さんが言ってくれたことがある。
この言葉はその時はもちろん、今でも私の気持ちを軽くしてくれている。
職場への連絡が心苦しい、同僚へのしわ寄せが想像できて本当に申し訳ない、子供が辛そうにしていて心が締め付けられる…そんな気持ちでいっぱいになっている時に、この言葉を思い出し、どれだけ救われることか。
そのお医者さんは、
「どれだけ予防をしてもかかる時はかかりますよ。でもそれはあなたのやり方が悪かったわけではなくて、身体が休みなさいって言っているんです。だから、まずは体を休めることを一番に考えてあげて下さい。」と言ってくれた。
今回のことも、娘はしばらくいろんな行事が続いていて、休まずに頑張って練習や本番に全力を注いでいた。その立て続けの行事がひと段落し、この小さな身体に溜まった疲れが、病気にかかるという形で表に出てきたのだろう。
そう考えられるようになった。
そして、そばにいて安心してゆっくり休ませてあげたい。そう思えるようになった。
私にとっても娘にとっても良い効果をもたらす。
娘が苦しそうにしている姿には、こちらも苦しくなるが…こちらまで不安な気持ちのままでは娘が安心できない。
こちらがどっぷり構えて、安心して休める状況を作ってあげるほうが心身ともに休まるだろう。
ここから数日、私もゆっくり娘と向き合える時間だと考えてたっぷり娘と一緒に居たいと思う。
仕事を休むことに対して申し訳なく思う気持ちは優しさの一つで、大切なものかもしれない。しかし、それに支配されるのは良くない。心が病んでしまう。
気持ちを切り替えて、自分の身体や家族の身体を一番に考えることは決して悪いことではない。むしろ、そうすべきだ。
風邪などを引いてしまった自分や、子供や家族の体調管理に感じて自分を責めてしまう人が、一人でも心を軽くして心穏やかに改善に向けて過ごせることを願ってこの記事を締めたいと思います。