記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【レビュー】『華麗なる探偵アリス&ペンギン ファンシー・ファンタジー』

ほとんど本を読んでこなかった人間がポツポツ読書を始めました。
そんな人間によるレビューです。カナリ個人的で的外れな内容もあるかと思いますので、その点ははじめにお断りしておきたいと思います…。
(読書記録も兼ねている為、ネタバレを含みます。お気をつけ下さい)


『華麗なる探偵アリス&ペンギン ファンシー・ファンタジー』
南房 秀久著 小学館 2019/9/27


●この本について

表紙からして可愛らしい子供向けのお話。
シリーズでたくさん出ているようで、去年小説や自己啓発本の間にちょこちょこ読んでクスッと楽しめたので引き続き合間に読んでいるシリーズもの。
たまにはこういうのもサクッと聞けて、可愛さや面白さを補給できる作品を聞くのも面白い。
大きく三つのお話が入っている。

●あらすじ

ペンギン探偵社の所長で探偵のペンギンと、おっとりな性格の助手アリスがメインキャラ。
そこに個性的な警察関係者や学校のお友達、怪盗など各方面のキャラクターが加わるドタバタなお話が大きく3つ。
今回はVRゲームにお友達が閉じ込められていたり、お友達のお家で事件が起きたり、探偵らしく美術品を狙う怪盗と対峙したりというお話であるった。

●レビュー

★★★★☆(星4つ)
オーディオブックで読了。
子供向けなので、いつもの小説ほどの評価はできないけれど、私はサクッと読めて、キャラクターも個性たっぷりで好きだ。
まぁ主人公が魔法めいたものを使える展開は子供向けのお話として割り切っているのでその点が苦手な方は難しいかも。
しかし、クスッと笑えるシーンもあり、自己啓発などで集中した後にはこういうお話でほっこりクスクスしたくなる。
合間にオススメ。


私は小学生の頃、あまり児童書を読まなかった。漫画も読まなかった。
テレビでアニメを見るタイプではあったので、こういうお話自体は好きだけれど、文字を追うのが苦手だった。
今は私の頃よりも朝読書など読書を学校で取り扱うことは多そうだけれど、子供達の借りているタイトルを聞くと、アニメでやっているものかゾロリかだ。

この本の絵も可愛いし、怪盗とか探偵とかってとても勉強になる部分もあるし面白いけれど、どうやって知ればいいのかな?
もっとこういう児童書を若いうちに知れていたら私も読書好きになったかも知れないなと思った。

たまには童心に帰ってこういうお話を読むのも悪くないなと思う。
小説を読むと殺人事件だったり、人の心の嫌なところが見えることも多いから、たまには人の死なない、個性の強いキャラの世界に浸るのも面白いと思う。

児童書なら、展開が少し読める部分もあって、お決まりのパターンが気持ち良かったり、全体の文章の構成などにも目の行きやすかったりと、いつもとは違う読み方ができるので、私はこれからものシリーズを読もうと思う。
また、似たような児童書を探してみたいとも思った。

読書から学ぶことも必要だけれど、やっぱり物語を楽しむことも大事。
それを思い起こさせてくれた本。

いいなと思ったら応援しよう!