【ichi流】行動力アップ法
『思い立ったら吉日』
欠点である行動力の無さをカバーする為、気をつけていることがある。
それは『思い立ったら吉日』という言葉にもある通り、アレをやってみようかなと思ったら、その為の行動を小さなものでもいいから一つ行うということだ。
私は幼い頃から行動にうつすまでに時間が掛かるタイプだった。
失敗することがとにかく嫌で、やりたいと思うことはあるが、無意識のうちにやれない理由を探していた。
このように、無意識ではあるがやれない理由を探すためという悲しい理由からではあるが、やりたいと思ったことを調べたり、それをやっている自分を想像したりすることは、全く苦ではなくすぐにできるようになり、たくさん調べて想像するうちに、作業を細分化して考えるようになった。
この考え方は、今となっては私の個性を象徴する重要なパーツの一つだ。
そして、行動力の無さを改善しようと本格的に考え始めたとき、大変役に立つものだと知った。
まだまだ改善途中で、決して今も行動力があるとは言えない状況だが、今までの私からしたら大きな進歩だ。
やりたいことを時系列やジャンル別で細分化する。そのまず一歩目に必ず取り掛かる。
そうすると、完璧主義の気がある私は、そこからしばらくやらない時間があると、ムズムズしてくるのだ。
頭の片隅に記憶が残っていたり、それに必要な道具が目に入ったりして、そのことを思い出し、細分化した2歩目を踏み出さねばという感覚に襲われる。
こうやって、私は自分で自分の特徴を突いた方法で、欠点の克服を始めた。
具体的にはこうだ。
やること:キッチンの引き出しを片付けたい
《作業の細分化》
①片付けの構想を練る(メモ)
②サイズを計って構想を固める
③必要な道具を書き出す
④買い物に行って②・③に合致する道具を決める
⑤④な道具を買う
⑥②を参考にきちんと入るか確かめる
⑦道具を洗って乾かしておく
⑧引き出しのものを全部出す
⑨②の構想通りものを入れる
私はメモ魔なので、やりたいと思う時、既にメモは書き始めていることが多い。
そこで、次にやる一歩目はメジャーでサイズを計ること。
私はこのメジャーで計ることをなるべく自動的にやりたくなるようにするため、仕事に出る前にダイニングテーブルのど真ん中にメジャーを置いて家を出る。
すると、帰ってきてそのメジャーが目に入り、計るだけなら今のうちにできるか、とそのメジャーを片手に測定を始める。
また次の段階の③・④は慎重にやらないといけないが、買った後はまたメジャーのような小技を使う。
その買ったものをキッチンに置いておくのだ。
そう、邪魔で邪魔で仕方がない。しかしそれがミソだ。
邪魔だから早くどけたいと思う。そこで、早く片付けてしまいたいという感情を引き出しながら、次の段階への小さな一歩にもなる。
キッチンに置いておくことで、洗い場も近い。
今日は買った収納道具(この時はプラスチックを想定していたので洗える)を洗うだけ洗ってしまうか。となるのだ。
洗ったらあとは入れ替えるだけ。
サイズも測って買っているし、一度収めようとする場所にあてがってもいるので、キチンと入るはず。それほど作業に時間は要さない。
このように、次の作業の一部を前もってやることで、次の作業をやらなくてはならない・やろうと思う方向に自分を自分で持っていく。
トータルで時間はかかるのだが、これは大変私らしい方法だ。
時々、やりたかったことをやれたぞという達成感より、上手く自分を誘導できたなという方に嬉しさを覚えることがある。
ちょっと変わった私なりの方法。
でも結果良ければ全てよし。これでやりたいことが叶うなら良いかなと思う。
実際にこれでキッチンの引き出しが少し片付いたのだから。
次はなにをやるために、どう自分を誘導しようかな?