【TBSテレビ金曜ドラマ編】90年代の連続ドラマは名作ばかりでしんどい
※筆者は平成生まれです。名作ばかりでしんどいとか書いておきながら、数える程しか見れていませんすみません。
あまりにも作品が多すぎるので、前後半に分けて書いていきます。
『ずっとあなたが好きだった』92年7-9月期
主 演:賀来千香子さん
主題歌:サザンオールスターズ『涙のキッス』
テーマ:昔の恋人と結ばれなかったヒロインが、マザコン男と結婚したものの、夫や姑の身勝手な振る舞いに耐え切れなくなった末、昔の恋人とヨリを戻す
佐野史郎さん演じる冬彦さんは超絶のマザコン。野際陽子さんと親子を演じる姿が話題で、冬彦さん現象となるまで人気になったとか。その年の流行語大賞には『マザコン』、『冬彦さん』が選ばれました。ほんとすごいですよね。ただ、最初はマザコン設定ではなかったようで、冬彦さんが指に血を流した際に、口で止血するというアドリブをかました野際陽子さんを見てマザコン設定に急遽変更させたようです。その機転もすばらしいですよね(´・ω・`)
再放送を少し見たり、兄弟が見ていたのを聞いたりしていました。だから幼い頃に佐野史郎さんをテレビで拝見すると、恐怖で鳥肌が立ちまくっていました。簡単にマザコンなんていう人たちに言いたい。このドラマを見て!
『高校教師』93年1-3月期
主 演:真田広之、桜井幸子
主題歌:森田童子『ぼくたちの失敗』
テーマ:教師と生徒の恋愛、同性愛、強姦、近親相姦、自殺などの問題となっている社会的タブーを真正面から向き合う
真田広之さん演じる教師の羽村と桜井幸子さん演じる生徒の二宮が描く禁断の愛はかなりの話題作となって、2003年に藤木直人さんと上戸彩さんでリメイクして放送されるほど。京本政樹さんが演じた強姦シーンや、二宮の父親役である峰岸徹さんの近親相姦という演技も話題となったそうです。私も怖くて、峰岸さんはそういうイメージでしかなかったです。大人になってからは峰岸さんから溢れ出る色気がたまらなくなりましたが。また、このドラマの主題歌で、森田童子さんが歌う『ぼくたちの失敗』が大ヒット。儚い声と歌詞がなんとも言えない切なさで、高校教師にぴったりな曲ですね。
つい最近私も拝見しました。私の周りには大人びた女子高生が教師に恋して、自殺して、なんていなかったので考えられないと思いましたね。もう一回見よう。
『誰にも言えない』93年7-9月期
主 演:賀来千香子
主題歌:松任谷由実『真夏の夜の夢』
テーマ:妻がいながらも、かつての恋人に異常な執着心を発揮する男が、理不尽な会いに葛藤する苦悩にまで迫る
『ずっとあなたが好きだった』に続く物語で、冬彦さんとの間に生まれた子供、山田麻利夫(佐野史郎さん演じる)が昔の恋人に異常な執着心でストーカーをするも、実は異母兄弟だったなどの衝撃が走ったサイコな作品でした。
私は当時2歳でしたが、賀来千香子さんがオープニングで誰かに追いかけられているシーンをリアルタイムで見ていたのを記憶にあります。普通は憶えていないものですが、インパクトが強すぎて記憶にあるのかもしれません。親はマザコン、息子は異母兄弟にストーカーするという・・・。親子揃って社会現象を巻き起こしますね。冬彦さんからの麻利夫を見ると面白さは倍増です。
『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』94年7-9月期
主 演:赤井英和
テーマ:名門中学校を舞台。イジメ、体罰、虐待、息子を自殺に追いやった者たちへの父親の復讐、親子の絆など
赤井英和さん演じる大場衛が、名門中学校へ転入した息子へ陰湿なイジメ、体罰、最終的に自殺へ追いやった者とたちへ復讐していく物語。イジメのシーンや復讐のシーンなどがリアルであり、過激に描写されていることから批判も多かったそうです。KinKi Kidsの堂本剛さん(大場誠役)と、堂本光一さん(影山連ドラ留加役)は俳優として注目を集め、ブレイクに繋がった代表作です。留加の誠への愛がエスカレートしたものの、イジメの共犯だったため衛は復讐しようとするが、昏睡状態で意識のないまま誠とつぶやいたことで衛は殺そうとしたのを思いとどまりました。
ムカつき、悲しみ、悔しさなどの色んな感情が入り混じった作品です。過激すぎる描写が話題だったので、再放送が難しいようですが、私的にはこのような作品を子供たちに見せて、やってはいけないこと、親子の絆、命の尊さをもっと教えるべきだと思います。
今回は94年までの作品についてご紹介いたしました。
今ではなかなか見れない過激なドラマ、あの時代だからできたドラマは、未来永劫子どもたちに見せても良い作品だと思います。
それを見せた上で、子どもたちに命の尊さや思いやりの心を教えていくことが大事なのではないでしょうか。
後半はまた後日になります。
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